第330話純子と真由美は、危なくなりつつある

文字数 1,421文字

夕食は、私、純子と真由美さんで作ることにした。(祐君は、英語の課題提出が迫っていた=明日の午前中)(英語講師は陰険で厳しい、生徒の都合などは考えないタイプ)
肉じゃが、アジの干物、味噌汁、サラダ等、典型的なおふくろの味(うん、自信ある!)
女子には欠かせないデザートも、和風・・・大きな大福餅。(この前の小島美容院でのメロン乳と大福乳の話で、大福餅が食べたくなっていた)

祐君は、食が進んだ。(ほお・・・って見とれるくらいに)
だから聞いてみた。
「病院食、そんなに美味しくなかったの?」
祐君
「味が無い、何を食べても、だから半分は残した」
真由美さんも、気になったようだ。
「病院食って、とにかく塩分と油分、香辛料も使わないよね」
「薄味、低刺激食で、患者の食欲を削ぐ」
「まあ・・病院が考える安全策とは思う」
祐君
「でもいいや、こうして退院して」
「味噌汁も美味しい」

大福も、美味しかった。(近所の和菓子屋さん、なかなかレベルが高い)
でも、祐君が実に美味しそうに食べるから、少し突っ込みたくなった。
「大福乳は、どうだったの?」
祐君は、丸い目をクルクルと動かす。(・・・お人形が目を回す、これも可愛い)
「いや・・・何だっけ・・・」(ゴマカシに入った・・・逃がさないよ)

真由美さんも乗った。
「小島由里さんの、ムギュっとした包み込みだよね」
「メロンと大福の違いを教えて」
祐君は、腰を引く。(実に恥ずかしそうだ・・・責めたくなる・・・二対一で)

それでも、答えた。(我々の視線に抗せなかった)
「ムギュと・・・ムニュの違い」
「張りのある感じと、ぺたーって包み込まれる息ができない、大福のほうが隙間がない、苦しかった」
「肌に密着するのは、大福」(結局解説している祐君、メチャ真面目で可愛い)

真由美さんは、悔しそうな顔。
「私は無理、由里先生の半分かな」
私は、自分の胸を見た・
「うーん、まだ大丈夫、メロンまではいかないけれど、張りはある」
(祐君の部屋で、女子大生が危ない会話?)
(でも祐君は美少女と美女モデルで慣れているのかな、反応がない)

祐君は、普通顔に戻った。
「お風呂は、各自の部屋で?」
真由美さんが、キッパリ。
「祐君のお風呂、祐君は監視対象なの」
私も続く。
「祐君がお風呂で倒れたら、すぐに救助する」
(言っておいて祐君の全裸を妄想した・・・ドキドキする)

祐君
「さっきから、刺激的な話ばかり」
「何か、やましい目的が?」(その、タドタドしい言い方・・・襲いたくなる)

そんなことを言い合っていると、「お風呂が沸きました」のコール。
真由美さん、私、祐君の順番で、さわやか系の炭酸入浴剤風呂に。

真由美さんがお風呂から出て来た。
すごく可愛い・・・タンクトップの薄ピンクのTシャツに、柔らかな素材の超ミニホットパンツ・・・白く長い美脚が・・・女の私でもヨダレもの。

私も風呂上りは、胸もとを開けたTシャツ、短めの柔らかキュロット。
下半身はイマイチだから、胸の谷間を強調した。(真由美さんが、見入っているし・・・勝利感がある)

ところが、祐君は、反応がイマイチのまま(無反応だ、実態は)、お風呂に入った。

真由美さん
「あまり見てくれなかった、せっかくなのに」
私も、同じようなもの
「美少女と美女を見過ぎかな、子供の頃に」

真由美さんは、私の目を見た。
「悔しいよね、夜、そっと忍び込む?」
私は、大いに賛成。
「しっかり監視しましょう」

(こんな私たちは痴女?いや・・・祐君をケアするという大切な行為なのです)
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