第310話美容師由里さん、祐君には不安?

文字数 1,347文字

私、桜田愛奈は、祐君が可愛い。(抱いて眠りたいほど)
時々、偉そうなことを言うのも、好き。(文句を言い返している時も、ぬいぐるみと遊んでいる感じ、子供の頃から)
正直、祐君の周りにいる子は気になる。
純子さんは、吸い込まれそうなくらいに器量が大きい。(そのお胸も大好き、包まれたい)
真由美さんは、キリッとハキハキ、同じアイドルグループにいればメインを任せられる。(そんな安心感がある、さすが芸能人の宝庫、博多出身)
田中朱里さんは、超美少女(負けそう・・・)で、少しずつ、確実に祐君と距離を詰めている感じ(頭もいいので、侮れない)

っと・・・それはともかく・・・美容師さん問題だった。
祐君がモタモタしているから、提案してあげた。
「ねえ、森田プロの美容師さんいるよね、小島由里さん、頼んでみたら?」

祐君は、「あっ」と反応した。
(少しボケている感じ、後でお仕置きしてあげる)
祐君は、純子さんと田中朱里さんの顏を見た。
「あのさ、駒場に・・・知り合いの、小島さんって名人がいるよ」(タドタドシイし・・・そういうの恥ずかしいの?私には平気で文句言うのに)

純子さんと田中朱里さんは、笑顔。(まあ、安心顏かな)
純子さん
「愛奈ちゃんと祐君の紹介で、名人ならおまかせ」
田中朱里さん
「私・・・その先生の名前知っています、森田哲夫先生の美少女グラビアで名前乗っていました」

祐君は、そのままスマホを手に電話した。(私が目で促した、目力で、私の勝ち!)
「あ・・・由里さん?お久です、祐です」
スマホから、由里さんの声が漏れて来た。(もともと、大きな声の人)
{あらーーー!本当に祐ちゃん?}
「今、どこ?」
「え?神田の事務所?」
「顏見たいよーーーこっちに来てよ」

祐君は、ようやく用件を「カレコレ」と告げる。(ガンバレ!目でと応援した)
由里さんは、また大声だ。(マイクオンでなくても、聞こえる)
「へええ・・・祐ちゃん、女の子のお世話まで?」
「へえ・・・成長したね・・・妬けるなあ・・・もう!」
「うん!わかった!祐ちゃんの頼みだもの」
「飛び切りの美少女にしようよ、任せて」

祐君が「ありがとうございます」と言うと、また由里さんの大声。
「祐君も、うちで、どう?」
「私ね、祐ちゃんのシャンプー好きなの、やらせて!」

祐君の顏が変化した。(それも赤い・・・何かあるの?)
「あ・・・はい・・・」(そこまではよかった)
祐君は、少し噛んだ。
「あの・・・お手柔らかに」
由里さんの大笑い聞こえた。
「アハハ!約束、楽しみだなあ・・・」
「そうそう・・・明後日の休みの日、全員連れて来て」
「まとめて、面倒見るよ」

祐君は、「ありがとうございます」と、ようやく電話を終えた。(お疲れ気味、よしよし、と頭を撫でたい)

純子さんは、真由美さんにも連絡していた。
「明後日は、OK、真由美さんもOK」
田中朱里さんも笑顔。
「はい、おまかせです、今からワクワクです」

ただ、祐君は、大人しい感じ。
だから聞いてみた。
「由里さんでは、祐君は困るの?」

祐君は、首を横に振った。
「いや、上手だよ、昔から切ってもらっているしさ」

純子さんが質問。
「シャンプーが困るの?」(さすがに、祐君の真っ赤な顔を見落とさない)
祐君は頷いた。
「言えないけどね・・・僕の口からは」
(祐君は、また赤い顔になっている)
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