しかし家族に反対されている。

文字数 843文字

先日復活していたから改めて読んだので、以前書いたレビューを貼っておくとします。
あくまでレビューなので、やや薄味な気も今となってはするけど、また感想となったら違うなぁ。。。と改めて読んで思いました。
バイクの免許をとってみよかと思っている。

ベルリンの壁が崩壊したその年、長きにわたって世界を分断し続けた冷戦が終わりを迎え、同じ年、日本では昭和天皇が崩御した。
新しい年号「平成」が発表され、新時代の到来とは裏腹に、日本の好景気は翳りを見せ始める。
その二年後、経済は傾き、人々を熱狂させた好景気は泡となって消えた。
激動。
そんな言葉がしっくりくる80年代。
世界の激動などしったこっちゃねぇ。と、りゅうちゃんは、抑え切れない衝動を、憤りをバットに託し、窓ガラスを叩き割る。
ワタシはそんなりゅうちゃんに、幼い頃ニュースで見た、家族を引き裂いたコンクリートの壁にハンマーを打ち付ける若者の姿を重ねた。
ワタシはもう、滅多なことじゃ傷つかなくなってしまった。
瘡蓋だらけで、心がカッチカチに固まってしまってる。多分。
カッチカチのハートに疲弊した大人のワタシは、ファッ◯!!!と大声で叫ぶことも出来なければ、ハンマーやバットを振り下ろすだけのパワーもない。
だからだろうか、二人を羨ましく思う反面、憎たらしくも思ってしまう。
制服を改造するのも、バイクを改造するのも、ノーヘルで二ケツも、未成年のくせにタバコを吸うのも、生意気でケシからん。
波平なら「ばっかもーん!」と怒鳴りつけて、脳天をゲンコツでぶん殴るに決まってる。
彼らは決して褒められたことはやってない。
そんなのは、分かっている。
それでも最後まで読めば、若いってムカつくけどなんか最高!
そんな気持ちにさせてくれる作品だと、そのように思います。

今日の一枚
きのこ。

これは野生のマッシュルームだろうか。。。
その辺に生えてた。
こういうその辺に生えてるきのこはだいたい次の日とかなくなってたりする。
そして今日の一枚とか言いながら、実は今日撮った写真じゃなかったりする。
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