マトンカレーの口

文字数 985文字

マトンカレーを食べたかったんだ。
今日は母が友人と出かけたので、晩御飯がないから、晩御飯を買いに行ったわけです。
仕事の帰りに。
いい年して晩御飯をお母さんに作ってもらってるんだぁ...っていう話は置いといて、もうね、朝から何を食べるかは決めてたわけですわ。
近所のインドだかネパールだかのカレー屋さんで、チーズナンとカレーを買うぞ!!!
と、決めて仕事に向かったんですね。
そうだ、マトンにしよう!と、昼休みにタバコを吸いに出た時に、思いついたモンだから、もうそこからずーっとマトンカレーの口ですよね。
夕方、帰宅時にはマトンカレーのことを考えながら、一心不乱にワタシはチャリンコを漕いだんです。
めちゃくちゃウキウキしてたさ。
あー楽しみー。とか、当たり前みたいに独り言がダダ漏れだった。
きもい。
で、いざ、お店に到着して、渡されたテイクアウト用のメニューを見るとね、マトンカレーどこにも載ってないんですぅ。
マトンカレーの口になってるのに、マトンカレーがどこにも載ってないんです。
仕方ないから、じゃあキーマカレー(肉の種類がにてる)で...って思ったら、チーズナンのセットだと、キーマカレーは選べないんですぅ。
結局、ほうれん草のカレーとポークカレー(?)を食した。
チーズナンは譲れなかったんだ。
チーズナンは絶対食べようって決めてたんだもん。
出来上がるの待ってる間、暇だしってんで、メニュー見てたら、すげーいっぱいなんか色々付いてる、持ち帰りじゃないセットメニューではマトンカレー選べるんだっていうのを知って衝撃を受けた。
300円しか変わらんし、どうせ一人で食べるんだから、店で食べればよかったんだろうか?
店員さん3人、客ワタシだけっていう状況で、落ち着いて食べられる?
いや、ワタシには無理だ。
ハードルが高すぎる。
一人で外食ができるようになったの、ここ十年くらいの話だぜ?
そうだ、ワタシは一人で外食できない人だったのだ。
そんなワタシに、店員さん三人の視線を感じながら(自意識が過剰)、食事を楽しむなんて、不可能だ。
かと言って、お客さんで賑やかな店とかも一人で入りづらい。
ワガママよねぇ...。
ほんと、ワガママよ。
どっちにしても、マトンカレーは美味しいので、食べたことない人は食べてみて下さい。
臭いの苦手な人は無理だと思いますが、ラムの匂いが大丈夫な人は多分大丈夫だと思います。知らんけど。
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