最近のムカつく話題

文字数 1,148文字

トランス女性(体は男性で心が女性)が、スポーツジムの女性用シャワー室を使わせろっていう裁判で、勝訴したっていうのを見た。アメリカの話だ。
裁判に証人として答弁した十七歳の女の子は、裸の男性がシャワー室にいたことが怖くてトイレに逃げ込んだと話していた。
そりゃ怖いに決まってる。
男性の体であるなら、当然、男性用のシャワールームを使っていただきたい。
それが難しいなら、トランス女性用のシャワールームを作ってもらうという運動でもなんでもすればいいと思う。
ワタシは体も心も女性だ。
ただ、普通の女性より背も高くて大柄だし、いつもショートカットで、女性っぽさはない。
だから、女性用トイレに入ると、男性と間違われることがある。
ワタシは男性だと思われて、じろじろ見られることに対して、不快感がないわけじゃない。
というかむしろ100パー嫌な気持ちになる。
だけど、ワタシはワタシを男性と間違って、警戒心を抱く女性の気持ちもわかる。
だって女性用トイレに男性が入って来たと思ったら、ワタシだって怖い。
何よ!ワタシ女性よ!!!
と怒り狂わないのは、女性が警戒心を抱くことを理解しているからだ。
ワタシは、ワタシを男性と間違う人とワタシ自身の両方ともが、嫌な気持ちにならない為に、自分で折り合いをつけることにした。
トイレに黙って入らないということだ。
ゴホンと咳をしてみたり、姪っ子と一緒の時は姪っ子に声をかけながら入ったり、仕事場なら「お疲れ様です」と声を掛けてから入る様になった。
これはワタシの、ワタシを男性と間違うかも知れない、女性全員に対する気遣いで配慮だ。
誤解を恐れず言うならば、生まれた時から女性で心も女性のワタシが、公共のトイレを使う際にめちゃくちゃ気を使っているんだから、あんたらも気を使いなさいよ!!!!!
ということだ。
気遣いや配慮は、他人に迎合することとは違うし、自分を捨てることでもない。
ワタシは他人の性別はなんだっていい。
セクシャリティーやジェンダーは人それぞれであっていいし、同性婚だって早く認めてやれよ。と思っている。
だけど、それとこれとは別だ。
自分たちの権利ばかりを主張していないで、警戒心や恐怖心を抱く女性の権利も受け入れなきゃいけない。
多様性を認めるっていうのは、マイノリティの権利だけを認めるものでも、認められていいものでもない。
相反する人の性質や個性も受け入れた上で、お互いが不快にならずに共存していける方法を模索するというのが、ワタシの考える多様性の認知だ。
ムカムカしたので自分の気持ちをぶちまけてみた。
そらムカつくで。
ワタシ女やけど気使って生きてんのに、なんでチン◯ついてる人間が気使わんねん!!!!!
と、トランス女性勝訴の話を知って、その様に憤ったという話だ。
生きづらい世の中だよ、ほんと。
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