美意識の低さ。

文字数 625文字

いつからかは覚えてないのだが、鼻の下のとこというか、口の上のとこというか、男性の髭が生える部分に、一本、ガチの髭なみに硬くて太い毛が生える様になった。
初めて気付いた時は、あまりのショックに言葉を失った。
おっさんやないか。。。
ワタシは化粧をしないので、鏡を見てもせいぜい髪の毛を整える程度だし、今はコロナだし、外に出てもずっとマスクだし、そもそも無職だから外に出ないので、余計に鏡を見なくなっているのだが、今日、その、ガチの髭並みに硬くて太い毛が、めちゃくちゃ伸びていることに気づいたのだ。
元々、ガチの髭並みに太くて硬い毛は、成長速度が異常で、抜けども抜けども一週間もすれば、一ミリか二ミリくらいに成長するタイプだったのだが、今日はなんと六ミリくらいまで成長していた。
なんそれ!?
だ。
しかも鏡を見て気づいたんじゃなく、口元を触っていて、あれ?長ない?という感じで気付いたのだ。
脱毛にはてんで関心がないが、このガチ勢の太くて硬い毛については、脱毛したい。
毛根を焼き殺して、二度と転生できない様に抹殺したい。
一本だけだし、100円くらいで処理出来ないんだろうか?
とは言え、脱毛も、聞いた話だと十年通い続けても生えてくる人もいるらしいので、あてにならない気がする。
十年も通う前に、気付きそうなもんだがどうだろう?
そういえば、高校生の甥っ子は、将来、顔も身体も脱毛するらしい。
それに比べて、髭が六ミリ伸びるまで放置するワタシの美意識の低さよ。
もう笑うしかない。
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