どうでもいいこだわりの話

文字数 582文字

以前、漫画家の方から、表紙を描かせて貰えないか?と声を掛けて貰ったことがある。
創作仲間もおらず、一人でぽちぽち箸にも棒にも引っかからない小説みたいなものを投稿していたワタシが、可哀想に見えたのかも知れない。
好みの絵が有れば、それに合わせるから、イメージする漫画家がいれば教えてください。それに寄せます。
ともおっしゃってくれた。
しかも「練習になるから」と無料で描いてくれるという事だった。
しばらく休業されていたようなので、手慣らしということだったのかも知れない。
が、ワタシはその申し出をお断りした。
まず一つに、その人が描いたというのが分からない絵を描いてもらうというのが申し訳なかった。
なんせ、漫画家の顔は絵柄で、その絵柄にファンがつく。それを曲げて描いてもらうなんて、滅相もない。
もう一つは、表紙の絵にイメージが固定されるのを防ぎたかったからというものだ。
ワタシは基本的によっぽど必要じゃない限り、顔の造形について書かないようにしてる。
顔の造形は物語に殆ど関係ないし、読む人が好きに想像してくれたらいいと思ってるからだ。
なので自分で表紙を描く時も、顔のイメージが固定されるような絵は描かないようにしている。
絵も小説も下手くそだし、別に誰にもウケんので、もはやどっちでもええだろ。て感じではあるけど。。。
一応、こんな下手っぴでもこだわりくらいはある。という話でした。
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