耳からの情報の方がより記憶に残る。

文字数 1,304文字

これってワタシの目が悪いからだと思うんですけど、ワタシは耳から入ってくる情報というのにやたらと敏感だ。
どれくらい目が悪いかっていうと、メガネを外したら、一円玉サイズの文字も、顔面の10センチ手前まで持ってこないとはっきり見えない。
乱視だし近眼だし、言いたくないけど、多分もう老眼が入っている。
スマホのせいで。
あくまでスマホのせいだ。
体を動かすとか、単純作業の繰り返しだとか、そういう時に音楽かかってたり、ラジオかかってたりするのは別にいいけど、目を使う作業のときは、耳から入ってくる情報に意識が引っ張られてしまって全然ダメなのだ。
本を読むとか、なんか書くとか、なんか描くとかいう時は、音楽もラジオもテレビも全部消す。
出来たら生活音とかもない方がいいけど、そういうわけにもいかないので、そこは我慢する。
耳から入ってくる情報を脳みそ内で文字にしたり、意味を考えたり、リズムを追ってしまって、目からの情報が頭に入ってこないのだ。
目から入ってくる情報と、耳から入ってくる情報が一致してれば問題ない。
あ、でも、映画でも字幕版を見ていると、聞こえた英単語の発音が気になって映画が入ってこないことはまあまあある。
一個気になった英単語があると、それを繰り返しぶつぶつやってたりして、自分でもはっとしてヤベーとなる。
昔、メメントっていう映画を見た時、主人公の台詞の一節が気になりすぎて、その発音を繰り返していたら、ただでさへ複雑な映画なのに、全然わからんまま終わった。ということもあった。
(もちろん、後でもう一回ちゃんと観た。)
音は英語だけど、字幕は日本語だしって、脳みそが混乱するのかも知れない。
ワタシの脳みそは、処理能力が低いのだ。知らんけど。
1コアでやってるんだと思う。
その様なワタシは昨日、Twitterを開いたら偶然、フォローしてる漫画家がスペース(Twitter上で音声配信できるサービス)をやっていたので、スペースってどんなだろう。
と覗いてみたのだ。
それがいかんかった。。。
百人二百人、視聴者が居たら、ワタシ一人減ったところでって感じだけど、四人、五人だったので、退室するのに気を遣う。
なんせ、誰が視聴してるかはバレているのだ。
ワタシが抜けたら、気を悪くせんだろうか???という事が気になり、勝手に気を使いまくって小一時間。
ネットサーフィンするとか、小説を書くとかが出来ないので、あー、とか、うーとかいう唸り声や、ほんとに脈略もなく、取り留めもなく、オチすらない外向けの独り言を、五つ並んだ視聴者アイコンを見つめながら聴いていた。
小一時間。
どっかで面白くなるんだろうか?って思ってたけど、最後まで特に緩急もなくなだらかなまま、しかし唐突に「じゃあまた」という感じで終わった。
スペースってああいう感じなんだろうか?
いや、まあ、さっさと退室すりゃいいって話なんですけど、性格上、それができないもんでして。。。
もしかして話しかけられたら、答えなきゃいけないんじゃ?と思うと、ミュートすることもできなかった。
公共のラジオが凄いのは当然だけど、トークのみでやってる配信者も、まあまあ凄いっていうのがよくわかった昨日だった。
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