今週見た映画

文字数 3,194文字

岡崎京子の代表作、リバーズ・エッジ実写版「リバーズ・エッジ」
ワタシは漫画を結構読んで過ごして来た方だが、未だ信者の多い岡崎京子の漫画を実は一回も読んだことはない。
おしゃれ漫画に、おしゃれでないワタシはアレルギーがあるのだ。
世の中の理不尽に対するやり場のない憤りの様なものを感じはしたが、キモオタとして描かれている「るみ」の姉も、葛藤しながら生きておるのだ。と思うと、どっちかっていうと「ホモの漫画ばっか描いてんじゃねぇよ!」と言われた、そっちがわのワタシは胸が痛んだ。漫画は描いてないけど。
原宿系やら渋谷系が持て囃された時代、オタクと言うだけでキモいと蔑まれたんだろう。知らんけど。
今や一億総総オタク時代なんだから、流行は分からんもんですね。

世界最高セキュリティの金庫から大金を奪う「オーシャンズ11」
もう何回も見たけど、暇だし古い映画でも見ようかと思ってもう一回見た。
世界最高セキュリティとは言うけど、ワタシなら金庫内は鍵が閉まったら真空状態にするシステムを導入する。
そういうシステムがあるか無いかは知らんけど。
人さへ入れなければ絶対に盗まれなかったろうに。
それにしても金持ちから大金を盗む映画はなぜかスカッとする。
金持ちにしてみれば、物凄い迷惑な話だけど、もっとやれ!とか思ってしまう。

新手の怪盗VSオーシャンズ「オーシャンズ12」
一作目を見たついでに二作目も見た。
ナイトフォックス役に、ヴァンサン・カッセルが登場してて公開当時、ややテンションが上がった。
昔はファンだったので、苦手なフランス映画を見たのだ。ヴァンサン・カッセル見たさに。
フランス映画っていや、いる?っていう映画でも何故かお色気シーンがあったりして好きじゃない。アメリカ映画のお色気シーンは振付師みたいな人がいちいち振付してるらしいけど、フランス映画はどうなのか、なんか粗野な感じがするし、ハリウッド俳優とか女優みたいにスタイルが完璧じゃなかったりするから、嫌に生々しい。
ナイトフォックスは自分で喧嘩を売っておいて、負けるという、めちゃくちゃカッコ悪い役だった。

伊藤沙莉主演「タイトル、拒絶」
デリバリーヘルスの面接に行ったけど、客から逃げてキャストをクビになってスタッフとして働く女子の話。
伊藤沙莉はカチカチ山の話を例えに、自分は見向きもされないブスという設定なので、ヤリ逃げされるし、仕事は決まらんし、色々詰んでるのだが、正直、伊藤沙莉がそんなにブスじゃないので、好きでブスに生まれて来たわけじゃねぇんだよ!!!というセリフに説得力がなかった気がする。
あと「ぶっ殺すならぶっ生き返してみろよ!」と唐突に言い出した意味が全然わからなかった。
マキシマムザホルモンの歌へのオマージュらしいけど。。。
そんな言葉はないとかいう話じゃなくて、なぜあそこでそんなことを言ったのかが分からんという話で。
とにかく俺なんか、とか、私なんか、とかそんな感じで、全員卑屈だ。
唯一、作中でブスじゃないとされる女の子が、実は一番闇を抱えてる。ということを言いたかったのか、ど底辺でも頑張って生きてます。と言いたかったのか。。。
ワタシは全然好きじゃない映画だった。

彫り師と郵便屋の二足のワラジ「ファンシー」
彫り師だけど郵便屋という二足のワラジの理由はよく分からないけど、郵便屋をメインに持って行くんだったら、郵便屋の何かしらの葛藤が必要だし、、、で同じ彫り師の背中を親父を追う男という設定になったのかな?(お母さんなのかも?)原作の漫画では郵便屋が彫り師を兼任してる描写はないらしい。
小西桜子っていう若い女優が出てて、窪田正孝との組み合わせってなんか見たことあるな。。。と調べたら、以前見た三池崇史の「初恋」でもヒーローとヒロインとして共演してた。
売れっ子の映画女優なんだろうか?
お芝居がなんかこう、凄い特徴的というのか、声が特徴的というのか。。。苦手だ。
顔がちょっと前田敦子に似てる。

OL仁義なき戦い「地獄の花園」
もしあんな感じで上下関係が決まるんだったら、どれほど楽なことだろうかと思う。
陰湿な嫌がらせに悩むこともないし、顔色を窺う必要もないのだ。
一回だけ経験したが、同じ女だったとしても「テメェの生理の都合なんか知るかよ、クソ◯スが!!!!」
と言いたくなった。
差別だとか言われそうだが、マジで生理の時、クソ機嫌が悪いヤツだったし、意地悪しかしないので、性格が顔に滲み出ているブスだった。
他人の事は言えない顔だけど。
生理がしんどいことなど、ワタシには一ミリも関係ない。
暴力を推奨するわけじゃないけど、お互いタイマンの殴り合いなら、勝つも負けるも納得がいこうぞ。
と、思うのだ。
他人を使って自分の機嫌をとるやつは最悪だ。
他人に気を遣わせて持ち上げてもらうとか、他人に自分のストレスをぶつけるとか、自分が感情のコントロールを出来ないだけなのに、他人のせいにするとか、とにかく自分で対処しないで、他人を使うやつは嫌いだ。
己の機嫌は己で取らんかい!!!
と、そのように思います。

テレビでやってたから見た「ジュラシックワールド」
アメリカだとジュラシックパークを作ろうと思うと、福音派とかが凄いうるさそうなので、実現しなさそうだけど、中国あたりは恐竜を作る研究とかしてるんじゃないかと思ったりする。
中国にはペットのクローンを作るっていう商売が既にあるらしいし。
その内、ユアンマクレガーとスカヨハの「アイランド」が現実になるかも知れない。というか、もしかするとワタシが知らないだけで、現実にあるかも知れないな。。。と思ったり思わなかったり。
この辺は倫理観の問題もあるだろうけど、人間は自分の利益の為なら残酷にもなる。
韓国映画「バービー」では、アメリカ人は自分の娘が助かるなら、他人の子供の命を奪うことも厭わなかったし、目先のお金の為に叔父は姪を売る。
実際、人身売買(臓器売買)が韓国では問題になっているようだ。
アメリカの人身売買被害者保護法の最低基準を満たしていないということで、韓国は近頃等級が二級へと降格したらしい。
逆を言えば、アメリカに売られて来た韓国人が多いということで、等級つけて評価してるアメリカ側にも問題しか感じない。
日本でもあるんだろうか?知らんだけで。
怖い。

アトレーイユ!!!「ネバーエンディングストーリー」
テレビでやってたので見た。
何十回も見た映画だけど、大人になってから見たのは初めてだ。
今更、ピーターパンとネバーエンディングストーリーの共通点は、信じる気持ち(心?)だということに気がついた。
どの時代も大人は子供達に、純粋に物事を見続けていて欲しいと願うもんなんだろうなぁ。
ワタシもそう願ってる。
ワタシもずっと信じ続けたかったが、そういうわけにもいかなかった。
いや、成長するたびに、自ら純粋さをちょっとずつ捨てて来た。それが時に新しい荷物を背負う為には邪魔になったりしたからだ。
子供の頃は虚無の意味がわからなかったけど、今ならわかる。
夢も希望もないワタシ自身が虚無だ。

寡黙な清掃員「ウィリーズワンダーランド」
悪魔の儀式によってロボットに乗り移ったサイコキラー軍団と戦う寡黙な清掃員の映画。
凄いのが主演のニコラス・ケイジは最初から最後まで台詞がない。というところだ。
本当に一言も喋らない。
うーっとかああとかは言うけど。
ここ十年近くなり振り構わず、どんな映画にも出ているニコラス・ケイジだけど、劇場非公開作品も多いらしい。
確かにワタシがここ数年で見たニコラスケイジの映画は、お世辞にも面白いとは言えない映画が多かった。
ただ俳優としてまだこれだけの映画に出れているというのはすごい。
年間五、六本に出てるらしい。Vシネマ俳優みたいだ。
若い時は見たけど、最近全然見んよな、という俳優は沢山いる。
続けてたらきっと凄い大作のオファーが来ると思います。


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