大した内容でもない。

文字数 631文字

ジョジョの奇妙な冒険の第三部の登場人物に小林玉美っていうキャラクターがいる。
康一のエコーズが初めて倒した敵だったような、そんな気がする。多分。忘れたけど。
どっちにしてもその小林玉美は自分のスタンドの能力を使って、小金を稼ぐチンピラだ。
玉美のスタンドは「ザ・ロック」という名前で、相手の心に南京錠をかけるという能力を持っている。
南京錠が掛かるためのトリガーが罪悪感というのも上手い設定だ。
罪の意識を感じるたびに南京錠は重くなり、やがて重みに耐えきれなくなる。
目に見えない罪悪感を具現化するの、とぅご!!!!と貧困な想像力のワタシは感動したものだ。
玉美は自分が望んだ結果を手に入れるまで、南京錠を解錠しない。というか相手が罪の意識を手放すか、玉美が死ぬ(死なんかったけど)かしなきゃ解錠できないのだ。
数いるスタンドの中でも、こういう人間の心理に付け入るようなスタンドって他にいないんじゃないかと思う。知らんけど。
「別れるって言うんなら、死んでやる」
とまでは行かずとも、何かと引き換えに自分の意図した結果に導こうとする人は時々いる。
相手がもしかしたら困るかもしれない何かと引き換えに脅す。
ただ脅すだけなら無視すりゃいいけど「自分にはあなたしかいない」とか、どれだけ自分が傷ついて生きて来たかを盾にすることで、相手が多少なりとも罪悪感を持つことや傷つくことを期待しているところが、マジで玉美。
何が言いたいのかって言うと、ワタシは絶対小林玉美にならないぞ。っていうことだ。
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