洒落たレストランがキツイ年頃

文字数 773文字

先日、元会社の同僚らと食事に行ってきた。
なぜかこの集まりでの幹事は毎度ワタシだ。
ワタシはめちゃくちゃ引きこもりなので、食事に出かけることがあまりない。
そうすると、お店を全然知らないからすごく困るのだ。
しかも京阪沿線とかいうリクエストまであったので、二重苦だ。
京阪沿線ってなんやねん。
仕方なく、京阪沿線の北浜だかなにわ橋だか、淀屋橋だかから近い、川沿いのレストランに決まった。
土佐堀川を眺めながら食事が出来るレストランで、めちゃくちゃ洒落てる。
どうでもいいけど。ワタシは高村薫の黄金を翔べが好きなので、あの辺に異常な愛着がある。
建ってるビルや景色は当時と変わっただろうが、土佐堀川はずっと同じ場所にあって、ずっと汚れている。
そんな土佐堀川沿いのレストランが、どれだけ洒落てるかと言うと、全然誰だか知らんお客さんの誕生日を、食事中のお客さん全員で祝ったりするくらいには洒落ている。
誕生日の人のテーブルには花火がブッ刺さったケーキが運ばれてきていた。
洒落ている。
店の中にピザ焼きがまがある。
洒落ている。
ところが、この洒落ている店には一個問題点がある。
暗いのだ。
天井が高く、そこにある照明も間接的に配置されてるので、とにかく暗い。
もっとも近い灯りはロウソクという、中世ヨーロッパの庶民の食卓みたいな感じで、メニューが読めないのはもちろんのこと、運ばれてきた料理の色もぼんやりとしかわからない。
特にワタシはこの数年、夜とか暗い場所での目の悪さが尋常でない。
チッチッチ(舌を鳴らしながら)おいでー。と言いながら近づいていったらビニール袋だったという事が、まあまあある。
猫に見えたんだ。
そんな感じで、洒落た店との相性が悪いことに気付かされた先週末であった。
最近日記サボってる代わりに、ダイエット頑張ってるし。
ワタシもヴィム・ベンダースの映画、観ようと思います。
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