むいむいの話

文字数 798文字

昆虫食が話題になってるようだ。
虫って小さいし、一体何百匹食べたらお腹いっぱいになるんだろう?
例えば、ご飯一膳は150グラムだけど、乾燥コオロギの粉末0.2グラムで、一匹分らしいので、お茶碗一膳分食べようと思ったら750匹も必要になる。
750匹。
想像を絶する。
ワタシは昔から爬虫類を飼ってみたいと思っているのだが、いまだに我が家に爬虫類がやって来ない理由は、母が「絶対やめて!!!」と言っているということ以外に、爬虫類の成長の為には、人工フードだけじゃなく、虫を餌にあげなきゃいけないという事情がある。
ミールワームとかコオロギとか。
しかも生きたやつじゃないと食べないそうで、生きたコオロギのあんよをチョキっとやった奴をピンセットであげなきゃいけないのだ。
地獄だ。
そういう理由で、ワタシは爬虫類を飼うのを生涯諦めたのだ。
それをだ、それをだよ、ペットの餌としても拒否している虫を、むいむいを、なぜワシが食わなあかんのだ!!!!!!!
ということだ。
想像するのも、恐ろしい。
どんなに
「栄養満点で、サイコーにクールな食べ物だよ」
と、ティモシー・シャラメが勧めて来ても、断固として食べない。
そんなことを言ってくるティモシー・シャラメは嫌いだ。
というか虫を食することを勧めてくるヤツには、鉄槌を喰らわせる。
とにかくワタシは虫が嫌いだ。
見るのも嫌だし、触るのも嫌だし、いくら虫としての形状を保っていなくたって、虫だというその事実だけで、口に入れたくない。
もうコチニール色素は、みないふりでずっと我慢しているのだ。
これ以上は許容範囲外である。
ということで、ワタシはコオロギを食べない。
というかそれ以外の虫も食べない。
蜂の子もイナゴもだ!!!
好きな人は食べたらいいよ。
それは否定しない。
文化だし。
鯨を食べるのも文化です。
だけど、ワタシは体に良かろうが悪かろうが、なんだろうがかんだろうが、むいむいは食べない。
それだけ。
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