本能的に危険を感じる危険な男。

文字数 766文字

最近、中途半端に古い昭和の映画をみたりするんだけど、70年代後半、80年代前半の藤竜也の需要。
だいたい半グレかヤクザかなんかしらの反社会的な活動をしている役だ。
当時の藤竜也の演技(今を知らんけど)はなんかこう、ねちっこいというのか、目つきが変態っぽいというのか、ギラギラし過ぎているというのかなんというのか。
本能的に危険を感じるほどなのだ。ワタシだけかもしれないけど。
あれが男の魅力だと勘違いした昭和男子はどれぐらいおるのか?
いや、当時は魅力的な男があんなんだったのかも知れない。
勝手に、藤竜也は昭和男子憧れのちょいワル。というイメージを持っていたけど、実は違うんだろうか?
絡みつくような視線という表現があるけど、まさに藤竜也の視線は、いつ何時もハエ取り紙なみの粘着度でもって絡みついていく感じだ。
昨日見た「不良少女魔子」では主人公の魔子の実兄役だったのだが、下手したら妹の魔子に襲い掛かるんじゃないかというくらいの気迫があった。
いつそうなるんだ。。。という緊張感を持って一時間半映画を見ていたのだが、残念ながら(そういう展開を期待してみてないけど)、藤竜也演じるヤクザの田辺は、魔子にドスで殺されてしまった。
魔子を襲ったからじゃない。
魔子がただのドジっ子だったからだ。
この映画では魔子がドジっ子なばかりに、藤竜也含め五人が死亡する。
魔子の魔は魔性の魔かと思ったが多分違うんだろう。ドジっ子の魔だ。知らんが。
魔子のドジっ子具合は置いておいても、藤竜也はなぜか情け無い感じで死んだりするのだ。
別な映画で男性的に不能だと罵られているのを観た時は、思わず「この顔で!?酷いな!!!」と声に出していた。
どんな顔でもそういう事はあるだろうが、あんなにねちっこい視線を絡みつけといて、それはねぇだろ。というもんだった。
今後も藤竜也に注目したい。
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