しっかりしよう、ワタシは。

文字数 891文字

知人が書いた論文をこの正月明けに読んだのだが、難しくってよくわからなかった。
本人によると、日本語で書いた唯一の論文だそうで、ということは、日本語しかできないワタシが唯一読める論文ってことだ。
日本語なのに、言葉が専門的すぎて半分くらい何言ってるかわからなかったのだが、一個面白いと思ったのは、なんとかのなんとか(覚えてない)によると、貧困な国ほどファンタジーが流行するそうだ。
これは知人が検証したものじゃなくて、そもそもある理論だか論理だか原理だかなんかで、心理学では有名なアレらしい。
最近、オカルトとかスピ系がめちゃくちゃ幅をきかせている。
陰謀論だとか週末思想だとか。
こんな都市伝説あるんだよ、聞いたことある?程度なら、ワタシは喜んで見たり聞いたりするのだが(嫌いじゃない)、最近のはもはや、民衆の恐怖心を煽りまくるだけの、ノストラダムス無双状態だ。
ちょっと意味がわからんが。
不景気になるとオカルトって流行るよなぁ。。。と思ってたところに、知人の論文を読んだので、納得できた。
因みに知人の書いた論文はオカルトやらスピリチュアルとは、全く関係ない。
大きな塊でみたら、今流行りのオカルトもスピリチュアルもファンタジーだ。
日本人の幸福度の低さや国民総貧困時代の今、そういうものに多少なりとも救いを求めたい人が多いのかも知れない。
中でもワタシが気になったのは、オカルト信奉者やスピってる人たちの「日本という国は特別な国」だとか、「日本人は神様に選ばれている」とか「気付いた私勝ち組!」みたいな、そういう感覚だ。
ほんのり香るナショナリズム味。
オカルトやらスピリチュアルなどと言いながら、結局のところ、そういうものに傾倒している人たちの心の中には、自分たちが選ばれた人間だという選民意識があるんじゃないだろうか。
ソウデアッタライイデスネー。。。
と白目になるしかない。
日本の貧しさ(物質的以外な意味でも)もついにここまで来たか。。。と、西野カナのアノ歌詞以上に、ワタシは震えている。
ワタシのように、なんでもかんでも疑ってかかるのも如何なもんかと思うけど、もうちょっとしっかりしようよ、日本の大人。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み