子供は割と頑張ってる。

文字数 658文字

姪っ子の夏休みの宿題に、読書感想文というのがある。
姪っ子は読書感想文が苦手なようだ。
子供の頃は漫画ばっかり読んでいたので、ワタシも夏休みの読書感想文が苦手だった。
そもそも本を読むのが苦手だったのだ。
ちゃんと読み始めたのは高校生の頃からなので、姪っ子の気持ちはよく分かる。
本を読むということがそもそも苦痛なので、頭に入って来ないのだ。
どんなに本を買い与えたって、読まないんだし、読みたくないもんを無理矢理読ませたって、嫌いになるだけなので、どうしたもんかしら?だ。
近頃の子は読解力が低い。という話を聞くけど、大人の方が相当ヤバい。
こちらの質問に対して頓珍漢な回答を寄越す、メールの内容を全く理解しない、読解力どころか、口で伝えてもわからないという人は、働いていたらざらにいた。というか、世の中そんなヤツしかおらんのか?と思うくらいにはいた。
大人は単純に、そういう人に対して人間関係や、仕事の都合も考慮して、折り合いを付けてるだけで、読解力の低い人が山ほどいる。
それに、姪っ子の宿題を見ていると、そもそもの質問の意味がわからないものが時々ある。
いや、この質問の意味がわからんからって読解力が低いって言われたら、心外でっせ。て感じだ。
それを分からないなりに、子供らは一生懸命考えて答えを出してるんだから、逆にすごい。
ワタシなら解答欄に「この質問の意味が全くわかりません」と書いてしまう。
なので、子供の読解力が低いというのは、ちょっと違うような気がする。
子供って損だよなー。
勝手に色々はかられて、勝手に色々言われるんだから。
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