人が多いとこでやるのは全然すすめません。

文字数 735文字

最近、会社から一駅歩いて帰ったりする。
一駅って言ったって2.2キロはあるんだぜ?
なんにもしないよりは全然痩せそうなもんだ。
ところが、ご飯を食べた後お菓子を食べてしまうので、プラマイゼロだ。
プラマイゼロならいいけど、もしかすると、プラスかも知れない。
晩御飯の後のお菓子をやめろ。
駅から駅までは草木がボーボーの道を歩くことになるので、虫がめちゃくちゃ飛んでいる。それにワタシはイヤフォンを持ってないし、音楽のサブスクとかもやってないのであまりに退屈だ。
気を紛らわせるために、大抵はジャングルツアーガイドごっこをしながら歩いている。
いいオバハンなのに、何をやっとるのか。。。
と、冷静になることもあったり無かったりだが、ワタクシはこの怪しい趣味を結構楽しんでいる。
ただ毎日同じジャングルを歩いてるので、ガイドの内容は大体同じだ。
そこで今日はスマホ写真家のふりをしながら帰って来た。
情熱大陸とかに密着されてるスマホ写真家だ。
日常に溢れるノスタルジーというのをテーマにした彼女の写真は、エモいと若者に人気だ。

誰も居ない交番。

独りぼっちの恐竜。

天国への階段。
「写真を撮ってるっていうか、時間を、その刹那を切り取ってるって感じかな?その時見たものとか記憶って、時間の流れとともに色褪せちゃうものだけど、こうして切り取った時間は、いつまでも色褪せないで、ここに存在し続けるっていうか」と、スマホ写真家は俯いて少しだけ笑った。

とかいうしょーもない遊びをしながら帰ってきたのだ。
汗だくで。
汗だくだ。
坂と階段が多いし、サンセットが眩しすぎるし暑い。
あの写真の階段はマジで天国に行くんじゃないかと思うくらいにしんどかった。
運動不足すぎだ。
やりたい人は真似していいんだよ?
スマホ写真家ごっこ。
以上。
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