気をつけようがないんだよ、こればっかりは。

文字数 563文字

あれはそう、自転車から降りたその瞬間のこと、腰の右側にビリっと電気が走った様な気がしたの。
もちろん、最初は気のせいだと思ったわ。
ところが、階段を登ろうと足を踏み上げた途端、信じられないほどの激痛に襲われたの。
立っていられないほどの痛みだったわ。
思わず手すりを掴み、ぐっと堪えたわ。
だって倒れる訳には行かないもの。
それに、仕事があったの。当時はまだ正社員として働いていたんですもの。
帰らなかったのか?ですって?
無理よ!だって駅まで徒歩20分よ?あの状態じゃ歩くのも、ましてや自転車を漕ぐのだって不可能だったわ!
ギックリ腰の話。
三日で一旦、治ったと思ったら、中二日開けて再発。
その再発が地獄だった。
痛いから怖くて、起きようとしては諦め、起きようとしては諦めるを繰り返し、トイレに行くまでに一時間もかかったのだ。
もう、いっそここで出してしまいたい。という気持ちと、いや、もうちょっと頑張ってみよ?という、気持ちのせめぎ合い。
すんでのところで、頑張ってみよ?が勝利したが、あと数分遅れていたらと思うと、今でも身震いする。
ちなみに、病院に行ってブロック注射を打って貰ったけど、自分がここでお願いします。って言ったとこが全然的外れで、痛みが全く治らなかった。 
皆さんも、ブロック注射を打ってもらう時は、しっかり痛いとこを指定して下さいネ★
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