加代と順之助、一両は貰いすぎについて。

文字数 882文字

最近、観るものがない日はだいたいサンテレビでやってる時代劇を見ている。
サンテレビは神戸の地方局だ。
最近ではお金がかかるという理由ですっかり減ってしまった時代劇の再放送をやたらやっているのだ。
我が家で見るのはたいてい、鬼平犯科帳なのだが、先日初めて必殺仕事人5を観た。
秀、催眠術をかけられる。というなんの捻りも無いタイトルの回だ。
主水以外の男性諸君が、秋野陽子演じる催眠術を掛ける女から操られるというストーリーだった。ちょっと綺麗な女にうつつを抜かしてうっかり催眠術を掛けられるなんて、全員仕事人として失格だ。
そんなことよりも、鮎川いずみが演じる加代とひかる一平の演じる順之助が、それぞれ一両を手に取ったことにワタシは納得が行かなかった。
まったく役に立ってない。
二人は投石器を使って敵をやっつけるのが役目の様だが、これが見事になんの役にも立たなかった。
いざ石を乗せようとしたとたん、催眠術を掛けられた順之助は加代に向かって投石し始める。そんなに機敏そうにも見えない加代にさへ避けられる有様なのだ。
山田五十鈴の三味線の師匠と、催眠術の笛の音を鳴らす秋野陽子とのセッション対決(?)が始まり、三味線の音に笛の音がかき消されるという胸熱な展開後、正気に戻ったメンバーは次々と敵を必殺技で倒して行った。
どういう仕組みかは謎だが、三味線の弦がビューっと首に巻きついて、あるいは、頸椎に簪をブッ刺して、あるいは刀で敵をやっつける。
だが、加代と順之助は二人で一人やっつけただけだ。
投石器でやっつけたかどうかは描かれてなかった。
加代にすら避けられる投石器、しかも、ふぁさっとススキに当たって落ちて行くだけのパワーしかない投石器だ。
痛いかも知れないが、致命症にもならない気がする。
他のメンバーが一両貰うのはわかるけど、二人が一両づつ貰うのは、納得がいかない。
なんなんだ、あの二人は。
そういうわけで、来週も加代と順之助を監視しようと思う。
時代劇もたまにはいい。
Netflixとかで放送したら海外でウケる気がする。
一話完結だし、外国人の大好きなSAMURAIだし。
やったらいいと思います。
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