今週見た映画

文字数 1,790文字

田舎の寂れた安モーテルを舞台にした群像劇「シーサイドモーテル」
一個言える事はチンピラ役の玉山鉄二はカッコいい。
レビューにはガイリッチーの出来損ないと書かれていたが、ガイリッチーには関係ない気がした。
ロックストックとかスナッチと比べたんだろうが、その評価はあまりに気の毒だ。
ワタシは「田舎の寂れた安モーテル」という舞台と、そこで進行する「群像劇」と言う構図が好きだ。
この映画が面白いか面白くないかは別で。
田舎の寂れた安モーテル。
響きがいい。
日本だとラブホの別称になるけど、アメリカだとラブホの意味はない。
アメリカ映画にかぶれまくってるワタシの夢は、ロサンゼルスからラスベガスまでの砂漠の道をドライブ旅行することだ。時々、バグダッドカフェみたいなモーテルに泊まる。
とはいえ、ゴールド免許だし、英語は話せないし、怖がりだしで一生叶わない気がする。

梶芽衣子の女不良シリーズ3作目「野良猫ロック セックスハンター」
今じゃ企画段階でNGが出るだろうと思うほどには、酷い映画だった。
何が酷いって倫理観だ。
1970年の映画なので50年くらい前の映画になるのか。
この50年で日本人の倫理観は大きく進歩したと実感できること請け合いだ。
当時は恐らく、差別という意識もないまま、差別をしていたのだろうな。と思う。
良くも悪くも時代だと思うので、致し方なし。
そもそも、倫理観どうよりもまず、唐突に展開するアクシデントに常に置いてきぼりにされる。
何もかもが想定外で、ワタシの想像を裏切り続けるのだ。最後まで、それも悪い意味で。
中でもラストシーンは想像を絶する。
いや、ほんとに。
衝撃すぎて、笑ってもうた。
因みにセックスハンターが一体何を指すのかは、最後まで謎のままだ。今で言うサムネ詐欺みたいなもんかも知れない。

モンスターパニックムービー「トレマーズ」
甥っ子がなんか映画見たいと言うので、薦めてみた。
小学六年の時に初めて見て以来、十回以上は見ている。何故ならケビン・ベーコンのファンだったからだ。13日の金曜日一作目で、ナニの最中にジェイソンのナタで串刺しにされる彼を見て、乙女だったワタシは、ケビンになんてことをするのよ!!!!とショックを受けたくらいにはファンだった。
ワタシは全然フットルースの世代じゃない。
なぜ、あのまぁまぁ独特の顔をしているケビン・ベーコンが良かったのか、小六の自分に聞いてみたいくらいだ。
トレマーズはシリーズ四作を全部見たけど、一作目が一番面白いという気がする。
なんでもそうだけど、シリーズものは一作目が一番面白い。
リメイクに関しても、多分、元の映画を超えないんじゃないかな。と思う。知らんけど。

サメ映画「ディープブルー2」
1の方は役者の知名度も監督の知名度もあった気がするけど2の方はよく知らない。なぜ26年も前の映画の続編を作ろうとしたのかが謎だ。2018年くらいにサメ映画が流行ってたんだろうか?というかアメリカ人はサメが好きなんだろうな。色んなサメ映画があるし。ワタシはそんなにサメ映画は好きじゃない。グロテスクなのは全然怖くないのだが、サメ映画を見てると、サメに脚を噛まれる痛さというのを想像してしまうからだ。ノコギリで足を刺される(?)感じで痛いというとこまで想像できる。もしかすると、前世でサメに噛まれたことがあるのかもしれないとも思う。そもそも海は苦手だ。というか泳いでる魚と一緒に泳ぐのが怖いのだ。昔時々行った銭湯の湯船の底に、金魚とか鯉の絵が描いてあった。お湯が揺れると、泳いでる様に見えるのだが、それすら怖かった。多分ワタシは、泳いでる魚と一緒に泳げない恐怖症だ。

山に捨てられた老婆の生き残りサバイバル「デンデラ」
どうも熊がぬいぐるみっぽくて入っていけなかった。ライオンキングとかジャングルブック並みのCGを駆使した熊だったらもうちょっと良かったのかもしれない。熊がとにかく、変な動き方だし置き物みたいで笑ってしまった。しかし、冬の雪山であんだけの生活能力があれば、山に捨てられることなどなかったんじゃないだろうか?ウサギやら鳥やらを狩猟して来てくれるので、貧しい時こそむしろ家に居てもらった方がいいという気がする。ワタシは熊と闘うマタギの話とかは割と好きだし、日本には熊と闘う犬とか人の話が色々あって、需要もあるのに、熊と闘う映画があまりない理由はよくわかった。
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