良いことしかないだろう

文字数 1,073文字

ニアオートマタだろうか?八頭身のアンドロイドが機械生命体と戦うゲームって。
未プレイなので間違ってるかも知れない。
ワタシは長年ゲームをやってきているけど、長年やってきている割にびっくりするほど下手くそだ。
好きだからって上手くなるわけじゃないらしい。
アクションゲームは苦手だし、シューティングも下手くそだし、推理ゲームとかもすぐ攻略見ようとするし、一体なんだったら上手いんだっていう話しだが、多分どんなゲームも上手くない。
昔、セガサターンのゲームにプレイヤーの声で主人公を操作するというアクションゲームがあった。コントローラーには今みたいにスティックがなくて、十字キーで動かさなきゃいけなかった時代だ。ワタシは十字キーで動かすのが、めちゃくちゃ苦手だったので、声で!?そりゃ画期的だな!向いてるかも知れない!!と速攻飛びついた。
オペレーター室のワタシは宇宙船からヒロインを脱出させるのがミッションだ。(だったと思う。)
「後ろから敵が来るわ!早く逃げて!!」
とか言うと、主人公が走って逃げたり
「箱が見えるわ、何かしら?」
とか言うと、主人公は箱を見つけてアイテムを取る。
凄いゲームだ。
ワタシは張り切ってヘッドセットを装着した。
主人公と会話しながら、楽しくゲームを進められると思っていたのだが、
「向こうに扉があるわ、そっちを探索しましょう!」
とか
「何かいる!物陰に隠れて!」
とか一切言わない。
現実はこうだ。
「前、ま、え、前、歩く。あ、る、く!歩く!だから、歩く!」
これだけ前に歩けと言ってるのに、主人公は歩くどころか、しゃがんだり、後ろを向いたりする。
芋虫みたいな敵が登場した時などは最悪だった。
「走る、はしる、は、し、る!!!後ろ、後ろ!構える!構えて!かまえろ!撃つ、うーつ!うつ、う、つ」
ワタシは自分の日本語が本当は日本語じゃないのかと思うくらいに、主人公はいうことを聞かない。
逃げて欲しいのに、逃げない。
銃を撃てと言っても撃たないどころか、何故かぼーっと突っ立ってるのだ。
挙げ句の果てに、芋虫(一番最初のザコ敵)にやられて死んだ。
何回やっても最初のザコにやられる。
「いや!だから!撃てよ!!!」
そう叫んで、ワタシは思わずヘッドセットを投げ捨てた。
当時は、糞ゲーやないか!!!と怒り狂っていたが、今ならわかる。
これだけAIが発達した世の中なのに、類似したゲームが発売されてないのだ。
ちょっと時代を、いや50年くらい先取りしすぎたんだよね?

今日の一枚
虹が二つもかかってる。分かりにくいが右にもう一個ある。

良いことがあるような、ないようなそんな気がする。
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