ワタシの家族 ⑦

文字数 536文字

正直なところ、これまでのアレを読んだ誰かが、なにか思うこともないだろうし、なんだったら大したこともないのに、悲劇のヒロインぶりやがって。みたいに思う人もいるかも知れない。
そう思うのも思わないのも自由なので、どうでもいい。
ワタシはこうやって、自分の気持ちや感情を他者の目に晒すことが、母との関係を改善するきっかけになればいいと思ってやってるだけだからだ。
母に対して思うことはたくさんあるが、母は母で気の毒なのだ。
結婚してからもずっと、自身の親兄弟の犠牲になってきたのを、ワタシは見てきたし知っている。
母もまた機能不全の家庭に育った人なのだ。
可哀想だという気持ちは当然あるし、育てて貰った恩義もあるし、何より親だ。
嫌いになりたくない。
今、もし母が逝ったら、ワタシは絶対に後悔する。
もっと優しく出来たんじゃないか、もっと親孝行できたんじゃないかと、母に対する苛立ちを抱える反面、そう思っているからだ。
感謝だってしている。
なにも365日、悪い日ばかりだったわけじゃない。
楽しい思い出もある。
今、雨風を凌げているのは両親のお陰だ。
いつも思うが、ワタシが日本以外の国に生まれてたら、多分のたれ死んでいると思う。
だから感謝だってしている。
それだからこそ、関係を改善出来ればいいなと思う。

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