Discloseー49
文字数 431文字
車にエンジンを掛けた音で目を覚ましたのか、トランクの中から声が聞こえだした。
幸い、ここは風が強く車もひっきりなしに通っているので、この程度の声なら外で聞いても響くことはない。
それよりも、さっきから胸騒ぎがする。
あいつ、もしかしたら警察の人間なのかもしれない。
そう思い立ったら一刻もここから離れて、走りながら確認したかった。
自分が動き出したと同時くらいに、見える範囲の何台かが動き出したように思えた。
実際、その時点では警察は間に合っておらず、実際にツケていたのは、御幸の部下だけだった。
御幸は展望スペースで接しているので顔バレを避けそこからは少し離れて尾行の車の後を追っている。
甫が車に戻る前に、赤外線センサーでトランク内をスキャンし生存していることは把握していた。
ただ、御幸は浅霧には協力するも警察に協力する筋合いは無いと考えているので、駐車場なんかで警察を呼ぶと自分も巻き込まれかねないと敬遠し、通報させたのは甫の車が駐車場を出るタイミングになってからだった。
幸い、ここは風が強く車もひっきりなしに通っているので、この程度の声なら外で聞いても響くことはない。
それよりも、さっきから胸騒ぎがする。
あいつ、もしかしたら警察の人間なのかもしれない。
そう思い立ったら一刻もここから離れて、走りながら確認したかった。
自分が動き出したと同時くらいに、見える範囲の何台かが動き出したように思えた。
実際、その時点では警察は間に合っておらず、実際にツケていたのは、御幸の部下だけだった。
御幸は展望スペースで接しているので顔バレを避けそこからは少し離れて尾行の車の後を追っている。
甫が車に戻る前に、赤外線センサーでトランク内をスキャンし生存していることは把握していた。
ただ、御幸は浅霧には協力するも警察に協力する筋合いは無いと考えているので、駐車場なんかで警察を呼ぶと自分も巻き込まれかねないと敬遠し、通報させたのは甫の車が駐車場を出るタイミングになってからだった。