ACT69
文字数 503文字
「今からあの駅周辺に行っても、もういないね。君があいつなら、どうする?」
そうだね…と、御幸は逡巡し
「HIROBA、行くかな。」
「ああ、きっと行くだろうね。」
2人で向かう。
「そういえば今、もうひとり迷子中。」
「そう…。」
全部言わなくても伝わる。
そんなことをしているうちに、HIROBAに着いた。
少し離れたところで、先に御幸が下り、更にもう少し離れたところで浅霧も下ろしてもらう。
浅霧はまだできれば面割れさせたくないと、外で待つことにした。
御幸も、先日接触したばかりだからと今日は中に入らずに別の人間に行ってもらうようだ。
中ではサイバー対策課の人間もいるだろうからと言うと、
「その辺は大丈夫。」
と言っている。
目立たない会社員風の男性が入っていった。
「阪本は来ているね。」
と、教えてくれた。
それから40分くらい経った頃、お目当ての江尻がやってきた。
会社で待機していた誰一人、正面からでたのを確認できなかったらしい。
いつもよりかなり遅い時間、しかも最後に姿を見てから約3時間位過ぎている。何かしでかす時間は十分にある。
そんな時間にやってきたのに、彼は9時になると出ていった。
そして本間はその日から行方不明になった。
そうだね…と、御幸は逡巡し
「HIROBA、行くかな。」
「ああ、きっと行くだろうね。」
2人で向かう。
「そういえば今、もうひとり迷子中。」
「そう…。」
全部言わなくても伝わる。
そんなことをしているうちに、HIROBAに着いた。
少し離れたところで、先に御幸が下り、更にもう少し離れたところで浅霧も下ろしてもらう。
浅霧はまだできれば面割れさせたくないと、外で待つことにした。
御幸も、先日接触したばかりだからと今日は中に入らずに別の人間に行ってもらうようだ。
中ではサイバー対策課の人間もいるだろうからと言うと、
「その辺は大丈夫。」
と言っている。
目立たない会社員風の男性が入っていった。
「阪本は来ているね。」
と、教えてくれた。
それから40分くらい経った頃、お目当ての江尻がやってきた。
会社で待機していた誰一人、正面からでたのを確認できなかったらしい。
いつもよりかなり遅い時間、しかも最後に姿を見てから約3時間位過ぎている。何かしでかす時間は十分にある。
そんな時間にやってきたのに、彼は9時になると出ていった。
そして本間はその日から行方不明になった。