その56
文字数 375文字
サビ残を会社でするのはバカバカしいからとは言えず、かと言ってそこまで真剣に情熱的に仕事をしているわけじゃないので、
「まあ、そう見えるなら光栄です。」
と、曖昧に応える。
ふと、時計を見ると8時になっていた。
「あ、いけないもうこんな時間だ。」
そう言い出したのは、御幸さんの方だった。
御幸さんは立ち上がって
「急にお声がけして申し訳ないです。これも、何かの縁ですから、よかったらまた。」
と言われた。
断る理由もなかったし、今日はここにいるのはたまたまで、今後は、あの場所だけだろうから気軽に
「ええ、また。」
と言うと
「では、お先に失礼します。」
そう言い、去っていった。
思わない形で、知人が出来てしまった。
僕は、もう一周売場をみてまわり店員さんに聞きたいことを聞いて、帰路についた。
ちょっと気分がよくなっていた僕は、今日はコンビニに寄ってお弁当とハイボールを買った。
「まあ、そう見えるなら光栄です。」
と、曖昧に応える。
ふと、時計を見ると8時になっていた。
「あ、いけないもうこんな時間だ。」
そう言い出したのは、御幸さんの方だった。
御幸さんは立ち上がって
「急にお声がけして申し訳ないです。これも、何かの縁ですから、よかったらまた。」
と言われた。
断る理由もなかったし、今日はここにいるのはたまたまで、今後は、あの場所だけだろうから気軽に
「ええ、また。」
と言うと
「では、お先に失礼します。」
そう言い、去っていった。
思わない形で、知人が出来てしまった。
僕は、もう一周売場をみてまわり店員さんに聞きたいことを聞いて、帰路についた。
ちょっと気分がよくなっていた僕は、今日はコンビニに寄ってお弁当とハイボールを買った。