その80

文字数 602文字

翌日。

土曜の午前だけど今日は色々とやりたいことがあるので早起きした。

9時になる前に、「ちょっと早いんですが」と配送業者が来たのも幸先がいい。

いくつかのダンボール達。
その中に、色々と悩んだ末に型落ちの新品パソコンもあった。

サイズも申し分ないし、ものすごく軽いのがいい。

起動チェックをしながら、日用品や一部の食料品をストックの場所それぞれに収納していく。

この手のことは、仕事場での日常なのでながら作業でも問題なく行える。

こういったことで、3~5万。
場合によっては、10万くらい手数料として行う。

5分で終わったとしても、それだけのことを知らない人はできない。

スキルを安く叩こうとする輩がおおいのは、個人的に販売店が悪いと思っている。

昔、パソコンが出始めでもっと高かった頃、オプションと称して無料でそういったセットアップをやっていた。

その名残というか、イメージが今会社で幹部職にいる奴らの頭の中で根深く残っているので、平気で「タダにして」というやつがいる。

5分で出来る様になるまでの時間と労力に対する対価だということを改めて考えようとしない。

まあ、そんな事でヒートアップすると、この後のお楽しみに支障がでるので、今日はせっかくの休みだから、仕事のことは考えないようにしよう。

やることが一つ残っていたので、ネットに繋げて済ませる。

それが終わると、また飲み物とかをこぼさないようにと定位置と決めた場所へと避難させた。
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登場人物紹介

江尻甫(えじりはじめ)・・・このストーリーの主人公。都内の会社でSEとして働いている。ある日、警察から事情聴取を受ける。

浅霧・・・警視庁の刑事。少し風変わりだが優秀。自分の気に入った事件にはものすごく集中して動く。

結城・・・警視庁の刑事。浅霧の同僚。

御幸・・・なんでも屋。浅霧の大学の同級生。違法行為も行う。

三井・・・所轄の新人刑事

高橋・・・浅霧行きつけの喫茶店のマスター

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