Disclose50
文字数 700文字
「気のせいかもしれないんですが、今目の前を通り過ぎた車のトランクあたりから、人のうめき声みたいなのが聞こえて、千葉方面に去っていきました。」
その通報のタイミングで、千葉県警に協力要請を出して手配してもらったおかげであの現場を抑えることができた。
少し話を戻す。
甫はというと、高速内では慎重だった。
一応、念の為に車に探知機を付けていたのだが、走る速度を抑えて様子を伺っている。
目立たないようにと白い車で追っていたが、乗用車で制限速度より若干遅いスピードに合わせて走る車なんて、馬力のない昔の軽くらいだから不審に思われると、渋々甫が運転する車を追い越した。
しかし、そのせいで降りるICの調整ができずに、遠出な状況と判断した結果、先のICで降りることを選択したところ裏目に出た。
まさか渡りきった最初のICで降りると考えていなかったので、1台は先に進んでしまった。
結果、ついていけたのは無線機を確認して追尾している車だけになった。
その後も、甫は警戒していた。
降りてすぐ、大きめのGSに入っていった。ガソリンは、東京を発つ際に給油しているのを確認されているので、当初なんのために酔ったのか不明だった。
しばらくすると、無線機の電波が取れなくなった。
洗車をしたらしい。
簡易防水機能は付いていたが、洗剤込みの高圧水流のせいで使えなくなってしまったようだ。
都内と違い、あまり近い状態で追尾する事もできず、何回かはぐれそうになったよとこっそり浅霧に御幸が白状してくれた。
そうして、日が暮れるのを待ち、彼のスマホで自然の風景を撮りそれを撮っている時に誤って足を滑らせて滑落して始末する算段を間一髪で阻止することになったのだ。
その通報のタイミングで、千葉県警に協力要請を出して手配してもらったおかげであの現場を抑えることができた。
少し話を戻す。
甫はというと、高速内では慎重だった。
一応、念の為に車に探知機を付けていたのだが、走る速度を抑えて様子を伺っている。
目立たないようにと白い車で追っていたが、乗用車で制限速度より若干遅いスピードに合わせて走る車なんて、馬力のない昔の軽くらいだから不審に思われると、渋々甫が運転する車を追い越した。
しかし、そのせいで降りるICの調整ができずに、遠出な状況と判断した結果、先のICで降りることを選択したところ裏目に出た。
まさか渡りきった最初のICで降りると考えていなかったので、1台は先に進んでしまった。
結果、ついていけたのは無線機を確認して追尾している車だけになった。
その後も、甫は警戒していた。
降りてすぐ、大きめのGSに入っていった。ガソリンは、東京を発つ際に給油しているのを確認されているので、当初なんのために酔ったのか不明だった。
しばらくすると、無線機の電波が取れなくなった。
洗車をしたらしい。
簡易防水機能は付いていたが、洗剤込みの高圧水流のせいで使えなくなってしまったようだ。
都内と違い、あまり近い状態で追尾する事もできず、何回かはぐれそうになったよとこっそり浅霧に御幸が白状してくれた。
そうして、日が暮れるのを待ち、彼のスマホで自然の風景を撮りそれを撮っている時に誤って足を滑らせて滑落して始末する算段を間一髪で阻止することになったのだ。