ACT10
文字数 547文字
オニオン リングも食べる。
あ!
という声を無視して、手を伸ばしてアイスコーヒーを飲む。
女性が離れて今度は別の二人が、男の隣に移動した。
やっぱり、2人ずつらしい。
どういう関係性なんだろう。
女性とちょっと大柄な男性がペアかな・・・。
と、独り言のように言うと、
「その大柄の方が、島田ですよ。
見覚え無いですか?」
と、なんかふてくされた言い方をした。
興味を惹かれたのは、質問か尋問をされている男性だ。
一見迷惑そうにしているが、かと言って気後れしていない気がする。
なんだか、いずれこの男性と話せる機会が出来るんじゃないかと浅霧は予感めいていた。
その後も、何回か交代で男性一人と話をしていたが、1時間弱で男性は解放されて、一人で遠ざかっていった。
なんだろうか。
背中から漂っている空気感が、普通と違う気がする。
4人はその姿を見ること無く、何かを話し合っている。
浅霧は立ち去っていく男性の方へとどうしても目が行ってしまう。
気がついたら、結城は4人の方へと行ってしまった。
「聞いてこい。」
と、言われる前にうごくところは気に入っている。
さて、ハンバーガーも食べ終わったし、コーヒーも飲み終わったし、どこへと戻っていくのかわからないが、もう少し見てみたい衝動にかられて、ちょっと観察がてら、彼の後を追ってみることにした。
あ!
という声を無視して、手を伸ばしてアイスコーヒーを飲む。
女性が離れて今度は別の二人が、男の隣に移動した。
やっぱり、2人ずつらしい。
どういう関係性なんだろう。
女性とちょっと大柄な男性がペアかな・・・。
と、独り言のように言うと、
「その大柄の方が、島田ですよ。
見覚え無いですか?」
と、なんかふてくされた言い方をした。
興味を惹かれたのは、質問か尋問をされている男性だ。
一見迷惑そうにしているが、かと言って気後れしていない気がする。
なんだか、いずれこの男性と話せる機会が出来るんじゃないかと浅霧は予感めいていた。
その後も、何回か交代で男性一人と話をしていたが、1時間弱で男性は解放されて、一人で遠ざかっていった。
なんだろうか。
背中から漂っている空気感が、普通と違う気がする。
4人はその姿を見ること無く、何かを話し合っている。
浅霧は立ち去っていく男性の方へとどうしても目が行ってしまう。
気がついたら、結城は4人の方へと行ってしまった。
「聞いてこい。」
と、言われる前にうごくところは気に入っている。
さて、ハンバーガーも食べ終わったし、コーヒーも飲み終わったし、どこへと戻っていくのかわからないが、もう少し見てみたい衝動にかられて、ちょっと観察がてら、彼の後を追ってみることにした。