ACT78
文字数 504文字
「今、関係者がたくさん上げられていますが、両方に接点の有る人間は今の所一人だけです。」
まずは三井が言い出した。
「・・・」
浅霧は何も言わない。
三人の視線は、浅霧に向かっている。
「今のところはね。」
何も言わない浅霧の代わりに結城がいう。
多分、言いたいことはそれだろうと、代わりに答えただけで結城の意見じゃない。
「・・・」
視線は浅霧に注がれるが動く気配がない。
という事は進めろということだと認識した結城は、司会役も引き受ける。
代わりに視線で島田を見る。
「彼と関わりがある二人が同日に何故か事故と思われる事件が起き、一人が死亡、一人が意識不明の重体。」
「・・・」
「あとは?」
「あの店に何故かそれぞれの会社の、それぞれの部下が毎日のように通い、同時刻に三人で会っている。」
「あの場所を同時刻に利用していても、潜入している捜査員によると一切接触しないそうだよ。」
やはりダメ出しには意見を言うようだ。
「もし、三人とも認知している間柄だったらどうやって、意思疎通をしているんだろう・・・」
司会そっちのけで結城も私見を言う。
「・・・」
そこまで話をしたところで、マスターが人数分の水とそれぞれの飲み物に付随したものを持ってきた。
まずは三井が言い出した。
「・・・」
浅霧は何も言わない。
三人の視線は、浅霧に向かっている。
「今のところはね。」
何も言わない浅霧の代わりに結城がいう。
多分、言いたいことはそれだろうと、代わりに答えただけで結城の意見じゃない。
「・・・」
視線は浅霧に注がれるが動く気配がない。
という事は進めろということだと認識した結城は、司会役も引き受ける。
代わりに視線で島田を見る。
「彼と関わりがある二人が同日に何故か事故と思われる事件が起き、一人が死亡、一人が意識不明の重体。」
「・・・」
「あとは?」
「あの店に何故かそれぞれの会社の、それぞれの部下が毎日のように通い、同時刻に三人で会っている。」
「あの場所を同時刻に利用していても、潜入している捜査員によると一切接触しないそうだよ。」
やはりダメ出しには意見を言うようだ。
「もし、三人とも認知している間柄だったらどうやって、意思疎通をしているんだろう・・・」
司会そっちのけで結城も私見を言う。
「・・・」
そこまで話をしたところで、マスターが人数分の水とそれぞれの飲み物に付随したものを持ってきた。