その99

文字数 353文字

車に戻り、とりあえずうちに帰るルートを探す。

ナビにある自宅というモードを使うと、当たり前だけどこの車の普段置いてある駐車場が示され、ここでいいですかという問いかけに「はい」を選んだ。

出発して少し行くと、高速の乗り場の表示が出てきた。

都会のど真ん中の入りにくいところに、急に首都高の入り口が出てくる。

そこにいくのに、一方通行の表示に苦戦しながらたどり着き、何とか乗ることが出来た。

帰りは、そこ以外は割とすんなりと駐車場まで帰ることが出来た。

12時間借りていたが、フルで使わずに帰ってこれて良かったと安堵した。

明日はまた別の車を借りてある。

今日とは別の駐車場。
運転しやすい車にしたから、きっと楽しいに違いない。

そう思うと、今日は眠れなさそうだ。

返却処理を終わらせ、部屋に戻った。

明日のために早くねむりについた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

江尻甫(えじりはじめ)・・・このストーリーの主人公。都内の会社でSEとして働いている。ある日、警察から事情聴取を受ける。

浅霧・・・警視庁の刑事。少し風変わりだが優秀。自分の気に入った事件にはものすごく集中して動く。

結城・・・警視庁の刑事。浅霧の同僚。

御幸・・・なんでも屋。浅霧の大学の同級生。違法行為も行う。

三井・・・所轄の新人刑事

高橋・・・浅霧行きつけの喫茶店のマスター

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み