その5

文字数 534文字

もう少し 、仕事を分担して、あそこで費やす時間を少し削って、ジム通いしなければならないのだろうか・・・とも考えてしまう。

ただ、それでも人は人、自分は自分なのだ。

こんなに空いていても、立っている方が好きな人がいるのはそれは仕方がない事である。

別にそれは自由だから。

でも、そこじゃなくても・・・という場合もある。
数駅も過ぎた頃である。

なぜその人は、これだけの広さで、十分に端の方に立つスペースがあるというのに、僕の前に立っていたのか。

そして、どうして蓋のない飲み物を電車の中で開けて飲んでいるのか。

そして、どうしてこのタイミングで、しかもつり革使わずに手で持っているのか。

幾つかの「どうして」を、僕の目の前の人は行っていた。

そして、ツイてない僕はそれに巻き込まれる。

立っている人の視線の高さと、座っている人の高さの見ているものは違うから、目の前に居ても全くもって予想出来ないことが起こったのだ。

そして僕の目の前に立つその人は、車掌アナウンスの
「この先、カーブが続きますので・・・」
という注意喚起のアナウンスを聞いていなかったのだろう。

突然、目の前の人はきっとかなり長い名前のついたその紙の容器に入った飲み物を、僕にぶちかましてきた。

揺れの勢いと同時に。
もちろん予告なしに。
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