ACT71
文字数 415文字
ただ、張り込みは継続となり、その部屋の明かりが灯るのを待つ捜査員が3方向で待機している。
その同時刻から、念の為に阪本へ数人の捜査員がつくことが決定した。
これについて浅霧はなんとなく、阪本にはこういったトラブルはないように感じ取っていた。
本間が消えたことで、浅霧の中で大体の筋書きが出来つつある。
ただ残念な事も発覚した。
「HIROBA」で姿を表した江尻を、追尾班が見失ったのだ。
改札を抜け、彼が乗らない方の電車側からのドアの閉まる音楽が聞こえていたことを捜査員も聞いている。
そのときに急に江尻が走り出し、滑り込んだのだ。
その一報を聞いたとき、浅霧は御幸と別れ捜査本部へと戻るところだった。
慌てて御幸に連絡を取ると、御幸の部下も同じ状態で見失ったという。
捜査本部が思う深刻さよりも、浅霧は重い気分に陥っていた。
遅れて本部へと戻った結城が、その姿を見て声をかけられないくらいなほどに。
そして外が明るくなった頃、二人が容疑者へと昇格した。
その同時刻から、念の為に阪本へ数人の捜査員がつくことが決定した。
これについて浅霧はなんとなく、阪本にはこういったトラブルはないように感じ取っていた。
本間が消えたことで、浅霧の中で大体の筋書きが出来つつある。
ただ残念な事も発覚した。
「HIROBA」で姿を表した江尻を、追尾班が見失ったのだ。
改札を抜け、彼が乗らない方の電車側からのドアの閉まる音楽が聞こえていたことを捜査員も聞いている。
そのときに急に江尻が走り出し、滑り込んだのだ。
その一報を聞いたとき、浅霧は御幸と別れ捜査本部へと戻るところだった。
慌てて御幸に連絡を取ると、御幸の部下も同じ状態で見失ったという。
捜査本部が思う深刻さよりも、浅霧は重い気分に陥っていた。
遅れて本部へと戻った結城が、その姿を見て声をかけられないくらいなほどに。
そして外が明るくなった頃、二人が容疑者へと昇格した。