ACT26
文字数 410文字
「俺を見失ったとして、窓際で班長がメシ食ってたら結城だったらどうする?」
ニヤニヤしている。結城はきかれやしないかとドキドキとしているのに。
そして一応想像する。
軽く300人くらい余裕では入れそうな広さ。そこにある、テーブルや椅子。
席を探す人、ガツガツ食べている人、歓談している人・・・。
一番人が多く食事をする時間帯だとしても、それでも極力会いたくない人は見つけられる。
班長は小柄だが、特にすぐわかる。
「そうですね、まあ会いたくないので入り口で見つけたらまずは出ますね、別な時間か別な場所にします。」
「もし、注文してトレーを受け取ってから気づいたら、どうする?」
まだニヤニヤしている。
「極力、視界から外れるような席を探して、気配消します。」
うんうん、とやっぱり頷いている。
何を聞きたいんだ。
「あ!」
急に三井が声を上げた。
「一度なら、偶然かもしれないですけど、二度は出来すぎですか?」
初めて、朝霧が三井に興味がある顔を示した。
ニヤニヤしている。結城はきかれやしないかとドキドキとしているのに。
そして一応想像する。
軽く300人くらい余裕では入れそうな広さ。そこにある、テーブルや椅子。
席を探す人、ガツガツ食べている人、歓談している人・・・。
一番人が多く食事をする時間帯だとしても、それでも極力会いたくない人は見つけられる。
班長は小柄だが、特にすぐわかる。
「そうですね、まあ会いたくないので入り口で見つけたらまずは出ますね、別な時間か別な場所にします。」
「もし、注文してトレーを受け取ってから気づいたら、どうする?」
まだニヤニヤしている。
「極力、視界から外れるような席を探して、気配消します。」
うんうん、とやっぱり頷いている。
何を聞きたいんだ。
「あ!」
急に三井が声を上げた。
「一度なら、偶然かもしれないですけど、二度は出来すぎですか?」
初めて、朝霧が三井に興味がある顔を示した。