その97
文字数 427文字
ちらっと反射したものがあった。
紙のようなもの・・・、あ、さっきのコンビニでのレシートか。
ゴミと一緒に捨てたつもりが、それだけをどうやらねじ込んでしまっていたようだ。
ついそういうことをしてしまう。
手を伸ばして、拾い上げる。
それ以外は、多分大丈夫だろう。
そう思いながらも、念の為明かりをスライドさせていく。
ゴミ一つ落ちてない。
当たり前か、ここは病室だ。
清潔じゃない病院なんて、誰も入院したくないだろう。
立ち上がると、機械の後ろににコンセントが見えた。
普通のコンセントと、赤いコンセント。
聞いたことがある。
確か、赤い方は停電しても非常電源につながる方のはずだ。
中西の生命を維持している装置も、例外なくここに通電していた。
ふと、このコンセントを抜いたらさぞかし胸がすっとするだろうな。と恐ろしいことが頭をよぎった。
手を伸ばしかけたが、この先こいつのために刑務所の生活を送るのが馬鹿らしいので、思いとどまり視界に入らないようにその機会でコンセントを視界から遮った。
紙のようなもの・・・、あ、さっきのコンビニでのレシートか。
ゴミと一緒に捨てたつもりが、それだけをどうやらねじ込んでしまっていたようだ。
ついそういうことをしてしまう。
手を伸ばして、拾い上げる。
それ以外は、多分大丈夫だろう。
そう思いながらも、念の為明かりをスライドさせていく。
ゴミ一つ落ちてない。
当たり前か、ここは病室だ。
清潔じゃない病院なんて、誰も入院したくないだろう。
立ち上がると、機械の後ろににコンセントが見えた。
普通のコンセントと、赤いコンセント。
聞いたことがある。
確か、赤い方は停電しても非常電源につながる方のはずだ。
中西の生命を維持している装置も、例外なくここに通電していた。
ふと、このコンセントを抜いたらさぞかし胸がすっとするだろうな。と恐ろしいことが頭をよぎった。
手を伸ばしかけたが、この先こいつのために刑務所の生活を送るのが馬鹿らしいので、思いとどまり視界に入らないようにその機会でコンセントを視界から遮った。