ACT46
文字数 516文字
一方、浅霧は作戦を更に2人に伝えていた。
「さて、君たち。まず、俺と一緒に中に入る。そしたら、三井さんは許可取りしてきて。君は、病室知ってる?」
と、どんどんと指示されていく。
島田は懐かしさを感じながら、
「はい、先日一度来ておりますので。」
と、期待に応える様に返事をする。
そんなふうに思っているとも知らず、浅霧はどんどんと指示を出す。
「そしたら、少し離れて歩くから案内して。
歩くのは、いつもよりほんのちょっとゆっくりに。三井さんは、許可取りが終わったら、気配を消して入り口で待機。2人揃ってからは、車に戻り一旦車で駐車場から出る。
それを15分ごとにやって。」
突拍子もない指示。
「つまり、出入りをしろということですね。」
「そう。中に入ったら、気配を消す。車で出ていく。また15分後に戻ったら、気配を消す。」
「いつまででしょうか?」
と、島田が心配そうに聞き返す。
「いいって言うまで。あ。君は時々変わってあげてね、あれと。」
と、親指で結城を指す。
島田は、うんと頷く。
なんだかんだと、優しい。
「三井さんはずっと同じようにし続けてね。
あ、もし関係者を見かけたとしても、動じずに言われたことだけやって。」
そう言うと、先に2人に降りるように指示した。
「さて、君たち。まず、俺と一緒に中に入る。そしたら、三井さんは許可取りしてきて。君は、病室知ってる?」
と、どんどんと指示されていく。
島田は懐かしさを感じながら、
「はい、先日一度来ておりますので。」
と、期待に応える様に返事をする。
そんなふうに思っているとも知らず、浅霧はどんどんと指示を出す。
「そしたら、少し離れて歩くから案内して。
歩くのは、いつもよりほんのちょっとゆっくりに。三井さんは、許可取りが終わったら、気配を消して入り口で待機。2人揃ってからは、車に戻り一旦車で駐車場から出る。
それを15分ごとにやって。」
突拍子もない指示。
「つまり、出入りをしろということですね。」
「そう。中に入ったら、気配を消す。車で出ていく。また15分後に戻ったら、気配を消す。」
「いつまででしょうか?」
と、島田が心配そうに聞き返す。
「いいって言うまで。あ。君は時々変わってあげてね、あれと。」
と、親指で結城を指す。
島田は、うんと頷く。
なんだかんだと、優しい。
「三井さんはずっと同じようにし続けてね。
あ、もし関係者を見かけたとしても、動じずに言われたことだけやって。」
そう言うと、先に2人に降りるように指示した。