ACT38
文字数 494文字
潜り込ませているやつからの情報の限り、会社ではいつ抜けてもいいような仕事しかしていないように見受けられるらしい。
仕事内容と、ここに見え隠れするスキルとの差異が物語っている。
そういった報告を受けたからこそ、未だにあそこへ通う意味が見いだせないでいた。
そこを見極めるためあの日、江尻と刑事と会った当日接触を図ることにした。
彼の近くに行くことによって、あることに気づけた。
それは、彼がこの件に関わっているという実感を得られた以上の収獲だった。
その事が何につながるかはまだ分からなかったが、面白さと恐ろしさの両方が御幸を襲った。
ここまで来ると、自分ひとりじゃ難しいと感じだした。
だからこそ、浅霧を呼び出したのだ。
浅霧ならおそらく、近々この件にたどり着けるだろう。
それに警察が動いた以上、目立つ行動を避け、サポートに回るに越したことはない。
とにかく、2にも3にも4にもなる前に手を打たなければならない。
その後、形跡を残さないように退出し、彼の終わる時間に「HIROBA」近くまで向かい待機した。
江尻が入店をしたのを確認してさも当たり前のように入店すると、彼はすぐさま反応した。
驚くほど警戒心が強い。
仕事内容と、ここに見え隠れするスキルとの差異が物語っている。
そういった報告を受けたからこそ、未だにあそこへ通う意味が見いだせないでいた。
そこを見極めるためあの日、江尻と刑事と会った当日接触を図ることにした。
彼の近くに行くことによって、あることに気づけた。
それは、彼がこの件に関わっているという実感を得られた以上の収獲だった。
その事が何につながるかはまだ分からなかったが、面白さと恐ろしさの両方が御幸を襲った。
ここまで来ると、自分ひとりじゃ難しいと感じだした。
だからこそ、浅霧を呼び出したのだ。
浅霧ならおそらく、近々この件にたどり着けるだろう。
それに警察が動いた以上、目立つ行動を避け、サポートに回るに越したことはない。
とにかく、2にも3にも4にもなる前に手を打たなければならない。
その後、形跡を残さないように退出し、彼の終わる時間に「HIROBA」近くまで向かい待機した。
江尻が入店をしたのを確認してさも当たり前のように入店すると、彼はすぐさま反応した。
驚くほど警戒心が強い。