その59
文字数 376文字
そういえば一人は死んだけど、中西は死んでないって言ってたな。
しかも、意識不明の重体って。
誰も居ない空間に向かって
「お見舞いでも、行くか・・・。」
とつぶやいた。
嫌いな相手、僕をなじった罰が当たったんだ。
これで良しとしよう。
僕とはもう関係ない会社の人だ。
それにお見舞いに行くというのは、僕がマウントを取る形になるように思えた。
そしたら、無性にお見舞いに行くという気持ちが心を占めていった。
酔いというのは、そういう意味で突拍子もないことを思い立たせる作用がある。
ただその一方で、病院は何処かなんてわからない。
まあ、適当に電話すれば誰か教えてくれるだろうと思った。
こういう、楽観的になれるところも、お酒のすごいところだ。
色んな事を考えていると、だんだん清々しい気分になってきた。
いつの間にかハイボールは飲み終えていたので、缶はゴミ袋に入れて、シャワーを浴びた。
しかも、意識不明の重体って。
誰も居ない空間に向かって
「お見舞いでも、行くか・・・。」
とつぶやいた。
嫌いな相手、僕をなじった罰が当たったんだ。
これで良しとしよう。
僕とはもう関係ない会社の人だ。
それにお見舞いに行くというのは、僕がマウントを取る形になるように思えた。
そしたら、無性にお見舞いに行くという気持ちが心を占めていった。
酔いというのは、そういう意味で突拍子もないことを思い立たせる作用がある。
ただその一方で、病院は何処かなんてわからない。
まあ、適当に電話すれば誰か教えてくれるだろうと思った。
こういう、楽観的になれるところも、お酒のすごいところだ。
色んな事を考えていると、だんだん清々しい気分になってきた。
いつの間にかハイボールは飲み終えていたので、缶はゴミ袋に入れて、シャワーを浴びた。