その44

文字数 388文字

仕方がない ので、それ以上はどうしようもないと思い入浴剤を入れて、風呂に入ることにした。

コンタクト を取り外し、服を脱ぐ。

入浴しながら思い返すとあのパソコンはもう5年くらい使っているなぁと思い出した。

一つ前の仕事に着いた頃、心機一転にと購入したものだ。

もうサポート対象外になって1年位経つから、もう実は買い替えしなけれならない時期に来てはいるのだ。

一応、風呂の中でそんな事を考えているうちに、少しウトウトしてしまい慌てて起きる。

風呂で寝てしまうのは、風呂で気を失っているそうだ。
危うく死ぬところだった。
自分にとっては、不謹慎だが嬉しい日に。

今日は、そう言えば忙しかった。
想定外の出来事は、案外疲れてしまうらしい。

急いで体中を洗い、再度湯に浸かろうとしたがもう割とぬるくなってしまった。

安いマンションの風呂だから追い焚きなんて気の利いた機能は無いので、そのまま上がることにした。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

江尻甫(えじりはじめ)・・・このストーリーの主人公。都内の会社でSEとして働いている。ある日、警察から事情聴取を受ける。

浅霧・・・警視庁の刑事。少し風変わりだが優秀。自分の気に入った事件にはものすごく集中して動く。

結城・・・警視庁の刑事。浅霧の同僚。

御幸・・・なんでも屋。浅霧の大学の同級生。違法行為も行う。

三井・・・所轄の新人刑事

高橋・・・浅霧行きつけの喫茶店のマスター

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み