その2

文字数 495文字

もし 、普通が奪われているのだとしたら、TVショーだったりすると今日のようないつもとは違ったリズムからなのかもしれない。

僕は、店を出てからまた更なる後悔に襲われた。

普段、その出口からたった10mで、駅に向かう地下道があるし、家の最寄り駅からは、10時くらいまでバスが出ているので、余程じゃない限り、雨予報でも大きい傘を持つことがない。

しかし、今日はその空間を出るのと同時位に更に雨が強くなった。

出入りするその場所に、若干の屋根があるのだが、同じように傘が小さな人や持っていない人が雨宿りしていて、僕がそこに交じるのを嫌う目線で見てくる。

仕方がない。

持っていた折りたたみ傘をこのためにわざわざ出して、せめて持っている電子機器たちが濡れないように、入っているかばんを抱きかかえで傘をさした。

そのたった10mくらいでカバン以外のあちこちがかなり濡れたことがわかる。

今日はそう言えば朝からツイていない。

会社につく少し前に、ハンカチを忘れてしまったことを思い出し、コンビニでどうでもいい柄のハンカチを買う羽目になったのを皮切りに、通路で出会い頭に部長とぶつかったりと思い返せば嫌なことばっかりだった。
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