第197話 アフィリエイト、ムリ

文字数 871文字

 先週末、「もしもアフィリエイト」でamazonとの提携申請をしたところ、昨日、「否認されました」とのメールが届いた。
 これはコタエタ。「もしも」なら、かなり審査が甘く、通り易いということをネットで見ていた。
 で、ほとんどの人が合格するというイメージを持っていたからだ。

 アフィリエイトをやろうと思い立った時、自分のブログは商品を売ろうとするブログでないし、ムリだよなぁとは感じていた。
 それでも始めたのは、少しでも収入になれば、という期待に負けたからだった。
「やっぱりお前にはムリだよ」と現実に確認した。

 そもそも広告というものがイヤだった。
 モノはもう溢れているし、そんなことより心を、と、自分でもクサイ言葉だと思うが、「モノを売ろうとすること」に反感を覚えていた。

 アフィリエイトの始め方とかをYouTubeなどで観れば、何ともあさましいというか粗野というか、「私はこれで数百万稼ぎました」とかいって、もうイヤになった。
 品のない、形ばかり良く魅せたような、一目見ただけで嫌悪が走るようなサイトもあった。(すみません)

 でも、そういう人のサイトが、何やら人気があるらしい。
 人を否定するつもりは全然ない。そういう流れがあること、それが今なのだ、とでも言いたげなもの、「これが世界だ世の中だ」というようなもの。
 それに対して、反感を覚えるものだ。

 漠然としているが、ハッキリしている。
 とにかくムリだということだ。

 自分が本気で売りたいものはなかった。読んでほしい本はあったが、それは記事を読んで興味をもった人がamazonや楽天で探せば済む話であって、いちいち広告を貼ることでもない。

 広告、ジャマだなと思っていた人間が、広告を貼る自体、すでにムリがあることも感じていた。矛盾、葛藤は吐き気がするほどあった。

 いやぁ、マイリマシタ。
 ムリだったんだな、とにかく。
 それでもありがたい、嬉しかったことはある。
 四人もの方が、フォローして下さった!
 商品が売れるより、嬉しかった、と確言できる。たぶん、ほんとに読んで頂いている、と思いたい。
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