第70話 地震

文字数 341文字

 北海道で、震度5強、弱の地震が相次いだ、とか。
 秋田では川の氾濫、青森でも浸水、世界に目を向ければ… いや国内に留めよう。

「老子」か何かの古語に、「汚濁した心をもつ為政がおこなわれるところ、天変に地異あり」みたいな言葉があった。
 んなこたあ、ないだろう、自然現象と政治は関係ない、と思ったが。
 考えてみれば、この熱暑にしても、ゲリラ豪雨にしても、自然現象とよばれるもの、人間のおこないと無関係ではない。おおいに関係がある。
 そのおこないをつくるものが心であるとしたら。
 為政者は、そうとうの影響を環境に及ぼす。現実の「決まり事」をつくり、あらゆる操作をし、おおきな影響を人に、環境に及ぼす。
 その為政者をえらぶのは民である。ぐるりとまわって、その民に、その代償が降りかかってくる…
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