第279話 気(2)
文字数 481文字
気、というのは、あるな。ほんとに。
元気なんて、元の気だ。「元気?」と聞くのは、まさに「元の気、調子どう?」みたいなもので。
生命は「気」の集合体。うなずける。
精神論ではない。気と精神は違う。精神は、いわば「気に宿ったもの」だろう。
そして気は、身体に宿っている… というより、身体をつくっている。気と身体は、この意味で同時進行、一心同体だ。
心はまたヤンチャ坊主みたいで厄介だが。気持ちというのも類似的で、ふわふわしている。
しかし気というのは、じつに見つめ甲斐がある。見つめられないものだから、感じ甲斐、とでも言おうか。
しかも、それは身近すぎる、この我が身、この身に宿る我であるが、この身の内にあるのだ。
この体験できる「気」、見つめ、感じ、仔細綿密に、「気」の動きを観ずること。
宇宙が見えるような時もあるし、秘密の何かを感じるような時もある。
この「気」を私がほんとうに操作できるようになったら、… たぶん、鍛錬すればできるようになる気がする。
そのためには、とにかく「見つめる」ことだ。
細部、こまかな、ちいさな、微妙な動きを。
とても、楽しい。
元気なんて、元の気だ。「元気?」と聞くのは、まさに「元の気、調子どう?」みたいなもので。
生命は「気」の集合体。うなずける。
精神論ではない。気と精神は違う。精神は、いわば「気に宿ったもの」だろう。
そして気は、身体に宿っている… というより、身体をつくっている。気と身体は、この意味で同時進行、一心同体だ。
心はまたヤンチャ坊主みたいで厄介だが。気持ちというのも類似的で、ふわふわしている。
しかし気というのは、じつに見つめ甲斐がある。見つめられないものだから、感じ甲斐、とでも言おうか。
しかも、それは身近すぎる、この我が身、この身に宿る我であるが、この身の内にあるのだ。
この体験できる「気」、見つめ、感じ、仔細綿密に、「気」の動きを観ずること。
宇宙が見えるような時もあるし、秘密の何かを感じるような時もある。
この「気」を私がほんとうに操作できるようになったら、… たぶん、鍛錬すればできるようになる気がする。
そのためには、とにかく「見つめる」ことだ。
細部、こまかな、ちいさな、微妙な動きを。
とても、楽しい。