第106話 モグラくん

文字数 424文字

 たとえば前記したものが、自分の最後の投稿になるのかなぁ、などと想像すると、それはヤダなぁ、と思う。
 小学生の女の子と、ムキになって走って。しかもムッとして。
 こんなのが最後の投稿になったらヤダ。
 といって、りっぱなことも書けない。
 これでヨシ、なんて思えることは、未来永劫なさそうだ。
 自分のできることをすること。
 それだけやっていけば、いいではないか。
 文章にしても、毎日にしても。

 最近、またモグラが、家の庭に出没しはじめた。
 すごい距離を掘っている。
 感動すら、する。
 がんばってるなぁ。すごいなぁ。
 ほんとにそう思う。
 弟子入りしたいぐらいだ。
 でも、オレはニンゲンだからなぁ。
 
 今朝、家人が「モグラ退治」の薬品を埋めていた。
 忌避剤で、殺生性はない。
 たぶん彼女がしなかったら、ぼくがそうしていただろう…

 モグラ君。
 きみの気持ち、わかるつもりだし、きみを尊敬しているよ、ほんとうに。
 でも、ちょっと距離を置いて、つきあっていこうか…
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