第111話 野球のクライマックスシリーズ

文字数 566文字

 昨日、ラジオでソフトバンクとオリックス戦を聞いていた。一昨日は、阪神とヤクルト戦。
 いずれも、ペナントレースを制したチームどうしが日本シリーズへ進出決定。
 よかったよかった。143試合もやって1位になったチームが、3位までのチームにたった数日間で負け、日本シリーズに出れないなんて、気の毒すぎるからだ。
 でも、このCS(クライマックスシリーズ)のおかげで、この秋の宵を楽しめたのも事実。
 選手たちは真剣にやって、こちらはその真剣さを楽しめた。
「野球が好き」(こちらも、実際に試合をする選手たちも)という共通の接点。さらに、それを真剣に聞けて、真剣にやる選手の姿を想像できる、ラジオからの実況中継。
 このCS制度が導入されて、やはりリーグ優勝したチームがそのまま日本シリーズに出るべきだろう、と思う。が、やはりそのチャンスを与えられた2位、3位のチームの必死さ、そして優勝したのに負けられないという1位チームの意地のような真剣さ、そのぶつかい合いというのは、やはり面白い。
 他のラジオ番組で、面白いものがあればそちらを聞きたかったが、野球の放送以外に面白そうなものはなかった。
「真剣さ」。これに、やはりソソられた。そして「今しか聞けない」実況中継。野球が好き、ということ。
 好きと、真剣さ。何事も、これにまさるものはない、と思った。
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