第393話 ぷらいべえと

文字数 836文字

 賀状、九十?歳の友達からのが、3等の切手シート当選、笑。
 私の一人娘からのには、二人目の子どもちゃんの写真。今はほんと、大変だろうけど、今だけだから。
 名前がイカしてた、旺次郎ちゃん。
 朔太郎ちゃんもまだ小さいから、ほんと大変だと思う… でもやっぱり今だけだから。
 甥の子どもちゃんも元気かな。いつかみんなで遊べたらいいね。
 行く年来る年、行くいのち、来るいのちだ。
 去年は板橋の義姉が旅立ってしまったけれど、こうしてまた、ねえ。
 去年は幼なじみのKちゃんのお母さんも旅立って、今年は義姉のお母さんも旅立って。
 なんで死があるのか? 生があるから、だねえ。
 なんで生きてるのか? わるくない世界をつくりたいねえ。
 社会、かな。いいや、どっちでも。
 セリーヌ読んで、音楽聴いて、メシつくって、食材買って… 生活してます。
 瞑想に時間を費やすようになってから、感じは悪くない。「半結跏趺坐」でやるようにした。あぐらや正座だと、どうも。下半身、基礎はなるべく安定した状態で。
 音楽聴きながらだとよろしくなさそうな先入観があったけど、あ、30分経ったんだなとか、10分経ったとか、いい目安になる。で、また足を組み換えたり、ちょっと休んだりする。
 よく歩いてもいます。
 お酒類は全然飲まず。
 水にはちょっと贅沢しています、「温泉水99」とかいう、2リットルで299円位のやつ。三日ぐらいもつから、そんな贅沢でもないか。
 今年もよろしくお願いします、って感じかな。誰にいってんだか。おてんとさん? 初詣にも行ってないな。暖かくなったら行こ。人出が多くない時がいいが…。ひょんと弾んだ時に行こう。ものの弾みで生きてるようなもんだからな。でも賽銭もお参りもしないかな、きっと通りすぎるだけだ、散歩がてらに。
 今年は57歳か! いやいや… もういいでしょう、でもこればっかりはなあ。
 時間がすぎた、それだけのことだ。存在は… まあ、いる、というだけのことだ。いるんだよな。たぶん。きっと。
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