第144話 小々旅行?

文字数 885文字

 今日は、駅前のそういうホテルに行って、サウナに入ってゆったりしよう、という魂胆。
 休憩、六時間位で六~七千円位だったと思う。もちろん、一人でそういう所には行けないので(行ってもいいんだろうけど)、家人と行くことになる。
 コロナ禍以後、行っていなかったから、三年ぶりか。
 そういうホテルに初めて行って驚いたのは、アメニティの充実ぶりだった。ビジネスホテルなんかと雲泥の差。ウェルカムドリンクはあるし、お風呂は広いし、食事も付く。有線放送でモーツァルトも聴き放題。やろうと思えばカラオケもでき、スロット・マシーンなんかもある。アメニティについては、女性に配慮されている物が多い。
 ちょっとした、パラダイスである。徒歩40分位かかるけど、これもいい運動である。

 そういう場所に初めて行ったのは19の頃だったが、そこは和風の「旅館」で、およそホテルとは呼べないものだった。その後、何回かそういう場所に行ったが、和風は和風で味があるが、アメニティの充実、設備の充実ぶりから鑑みるに、やはり西洋式のそれの方が、満足度が高いように思われる。
 ここ奈良、地元のそういうホテルには、何といってもサウナがあることがありがたい。
 しばらく銭湯に行っていないので、ゆっくり湯水で身体をやすめ、そしてテレビを見たい。

 コロナも第八波になるけれど、どんどん外へ行け、みたいに国が言っている。感染者が減る要素など皆無。
 気になるのは、入院や治療が必要になった時、それを受け入れる体制、準備がほんとにできているのか、ということ。それもできていないのに、旅行しろ、イベントOK、というのは、またぞろ保健所や病院で働く人を、大変なことにさせる。
 ほんとに人出が増えて、狭い商店街に人がごった返しているのを見ると、もうその中に入るのがイヤになる。「正倉院展」が開かれているせいもあるらしいが、なんでこんなに、みんな外へ出たがるんだろう、と思ってしまう。(きのうの岐阜のお祭りにはキムタクが来るということで、46万人!が集まったという)
 とにかく、今日はホテルに引き籠もる。小春日和の、いい天気になるらしい。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み