第195話 何か信じられない

文字数 823文字

 ワードプレスでブログを始めて20日が経つ。
 ただ開設して書くだけは、誰にも読んでもらえないから「にほんブログ村」に登録。
 いろんなブログがあるけれど、やはりよく分からない。
 「役に立つ」とはどういうことなのか、考えさせられる。
 ほんとに自分のことしか書いていないのが多い(自分もそうだが)。
 読ませる、惹きつけられる記事がほとんどない印象。
 そしてフォローし合って、いいねを送り合って、ランキングが出来上がっている様相。

  ad guard という、広告をブロックする機能を解除すると、開いたページが広告ばかりに埋め尽くされてしまう。みんな、こんな環境で文章を読んでいるんだろうかと想う。
 インターネットは、ほんとに広告の世界だなぁ、と痛感。
 ふいに「電通」という文字が頭に浮かぶ。オリンピックのことなども。

 いちおう「村民」になって、古書などを扱うアフィリエイト(?)などと提携(?)して、読んでほしい本なんかは、自分のブログにも貼っている。ほんとに読んでほしい本だけを。
 しかし… およそ「購買意欲」を読者に搔き立てるような記事が書けない。そんな、モノばっかりに埋もれてどうするんですか、みたいな記事を自分は書いている。

 小説投稿サイトだと、同じモノ書き仲間的な感覚があって、書くということについても憚りなく書けたけれど、ブログだと何か一般市民(?)に向けて書いている感じがする。
 でも結局村民であって、要するに自分のブログを見てほしい、という人たちの中にいる(自分もそうだ)。

 商品を売る媒体。「役に立つ」情報── 「役に立つ」が、Googleアドセンスの審査なんかでも、基準になっているようだ。
 認められるために、SEOで上位に行くために、こういう記事を書けばイイ、というのがある気がする。
 その「イイ」から外れないようにすれば、結局みんな同じようなことばかり書くことになる…
 何か、信じられない。
 そういうところから、発信されるもの…
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