伏魔の巣 3
文字数 411文字
なんと……。
俺は肩を落として安堵の息をついた。
回収する肉は、赤子サイズということだ。
(わー、白雀 殿、スケベなことを考えておりましたな?)
鳰が両手で頬を押えて冷やかすような調子でこちらを向いた。
「なっ! 鳰っ! 俺は……」
慌てて否定すると、鳰は 図星だー! と指さして腹を抱える仕草をした。
ったく、この、腹の立つ……。
思いながらも、みるみると自分の顔が赤らむのが判った。
(良かった。白雀殿に最初におっぱい揉まれるかもしれなかった)
「莫迦っ! 鳰が女子 と決まったわけでは無かろう!」
(わー、男 の子だったらもっとヤバかったかも)
鳰は口を押えて、こちらを見る仕草。
俺は頽 れて顔を覆った。
「もー……ヤダ」
「鳰よ、白雀殿をいじるのはそこらで辞めておけ……」
梟が呆れ顔で助け舟を出した。
この時点では、誰もがこの後起こる急展開を予想だにしていなかった。
それは、夜半に、国主からの使いが来たことから始まった。
俺は肩を落として安堵の息をついた。
回収する肉は、赤子サイズということだ。
(わー、
鳰が両手で頬を押えて冷やかすような調子でこちらを向いた。
「なっ! 鳰っ! 俺は……」
慌てて否定すると、鳰は 図星だー! と指さして腹を抱える仕草をした。
ったく、この、腹の立つ……。
思いながらも、みるみると自分の顔が赤らむのが判った。
(良かった。白雀殿に最初におっぱい揉まれるかもしれなかった)
「莫迦っ! 鳰が
(わー、
鳰は口を押えて、こちらを見る仕草。
俺は
「もー……ヤダ」
「鳰よ、白雀殿をいじるのはそこらで辞めておけ……」
梟が呆れ顔で助け舟を出した。
この時点では、誰もがこの後起こる急展開を予想だにしていなかった。
それは、夜半に、国主からの使いが来たことから始まった。