「マイノリティ」 ビル・エヴァンス

文字数 639文字

<タイトル>

マイノリティ

<収録アルバム>

エブリバディ・ディグズ

<アーティスト>

ビル・エヴァンス

<解説>

 ドラムにフィリー・ジョー、ベースにサム・ジョーンズを迎えた、ビル・エヴァンスによる2枚目のリーダー作になります。

 ビル・エヴァンスのベーシストといえば、ジャズ界のレジェンドといわれるスコット・ラファロのイメージがあるのか、このアルバム自体が、あまり知られていないような気がします。

 しかしいざ聴いてみると、「なんで?」となる、すばらしいアルバムです。

 今回はそんなアルバムの一曲目「マイノリティ」を取り上げてみます。

 ビル・エヴァンスというと、あまりにも有名なアルバム「ワルツ・フォー・デビー」のイメージで、いかにもジャズという感じの、しっとりした音楽な認識かもしれません。

 しかしながらこの「マイノリティ」は、そんなイメージをよい意味でぶち壊すパワー&スピード・チューンです。

 フィリー・ジョーのドラムが圧巻で、とにかく「こんなにサービスしちゃっていいの?」というくらいはっちゃけています。

 ビル・エヴァンスも油が乗り切っている様子で、ジャズに興味のある方でこれを聴かないのはもったいないとさえ思ってしまいます。

 とにかくメンバーのみんなが楽しんでいるような印象を受けます。

 バスドラムがすごく、車中でかけるとホルダーの缶コーヒーが踊ります(汗)

 通勤・通学のBGMなどにもよいかもしれませんので、ぜひ。
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