「交響曲 第6番」 バックス

文字数 693文字

<タイトル>

交響曲 第6番

<作曲者>

アーノルド・バックス

<おすすめCD>

デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・スコットランド国立管弦楽団
NAXOS(レーベル)

<解説>

 アーノルド・バックスはアイルランド系イギリス人の作曲家で、組曲「惑星」で有名なグスターヴ・ホルストとも親しい間柄だったんだとか。

 交響曲は7曲書いていて、自身がアイルランド系ということもあり、ケルト民族の音楽をだんだんと取り入れるようになっていきました。

 ケルト音楽といっても、申し訳ないけれどあまりピンときません。

 エンヤさんもアイルランド系なので、ああいう感じといったらザックリすぎますが、幽玄で神秘的な感じですね。

 バックスのこの第6番を聴いてまっさきにイメージするものは、ずばり「黄昏(たそがれ)」でしょうか。

 大きな太陽が沈んでいくときのような、あの壮大な情景を想起します。

 全3楽章の交響曲なのですが、静かになったり、雄々しくなったり、けっこうせわしない気もしますが、バックスさんは着想の豊富な方だったのでしょう。

 キャリアを見ると、かなりの天才肌のようですし。

 物思いに耽りたいときなど、この音楽はうってつけだと思います。

 また、ホルストの「惑星」が好きだという方も、雰囲気的にけっこう近しいのでおすすめです。

 CDは、マニアックな作曲家(失礼!)を発掘することでは他の追随を許さないレーベルであるナクソス盤を推薦しておきます。

 バックスの管弦楽曲が2曲カップリングされていてお得ですし、こちらも多いに楽しめます。
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