交響曲 第4番 「ロマンティック」 ブルックナー

文字数 758文字

<タイトル>

交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

<作曲者>

アントン・ブルックナー

<おすすめ盤>

カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

https://open.spotify.com/intl-ja/album/0vXi3WQ0ZuemZ80Gv8U9Va?si=3vFba6pmR9GW6ponht9lhg

<解説>

 オーストリア・ウィーンの音楽学者で作曲家ブルックナーの交響曲の中で、もっともポピュラーなナンバーです。

 それは彼の音楽でも特に聴きやすく、「ロマンティック」というサブタイトルがついているからというのもあるでしょう。

 意味は「ロマン派的」というニュアンスになります。

 第1楽章の出だしは通称「ブルックナー開始」と呼ばれる特徴的な弦楽セクションのトレモロ(弦を小刻みに振るわせて弾く奏法)ではじまります。

 「原始霧(げんしむ)」とも呼ばれ、あたかも霧が晴れていくような情景を想起します。

 これにより、この部分はさながら「森の夜明け」的な演出となっているのです。

 ブルックナー先生を育んだオーストリアの光景が眼前に広がるようで、非常に感動的です。

 とっつきが良いぶん、飽きやすいとも言われるナンバーですが、何度でも取り出したくなる傑作です。

 音源は古くからの定番であるベーム盤を推薦したく思います。

 多くのファンが口にするは、「いろいろな『ブル4』を聴いてきたが、結局最後はベームに戻る」ということです。

 基本の一枚と言っては語弊がありますが、それくらい「ザ・ブル4」な名盤なのだなと思います。

 ウィーン・フィル特有の「ウィンナ・ホルン」が使用されており、独特の柔らかくしみこんでくる感じの音がたまりません。

 長大な作品ではありますが、ハマるとクセになりますので、一度でもぜひご視聴ください。
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